第2話 俺は転生者、この世界は、少し可笑しい。




俺にはちょっとした秘密がある。


それは俺が転生者だという事だ。


ちなみに、別に女神に会ったり、何か特典を貰った記憶は全くない。


ただ、前世の記憶を持ちこしている。


それだけだ。


今の俺の年齢は15歳。


前の世界では21歳の大学生だった。


最も、21歳前後で死んだのか?


それとも、もう少し後で死んだのか、それすら解らない。


半分記憶が虫食い状態で何故かくだらない内容だけが頭にある。


ちなみにこの世界には大昔は転生者どころか『転移者』がかなり召喚されて居たらしいが、ある時から『転移者』も『転生者』も居なくなったらしい。


もう亡くなってしまったが、俺は両親に『転生者』だという事を話した。


だが「なにか特殊なスキルや才能があるのか?」


そう聞かれて「無い」と説明したら…


「それなら村長や周りに期待させると悪いから内緒にしておこう」


という話で落ち着いた。


両親曰く、「大昔に『転移者』が多く居たが、今は居ない」から珍しいとの事だ。


だが、特に『転生者』だとバレても問題になるようなことは無いそうだ。


もっとも、同世代に4職(勇者 聖女 剣聖 賢者)が生まれているから、そっちが話題になっているから、もしばれても「ふーんそうなんだ」で終わりそうだ。


ちなみに普通の人間が出来るような知識チートは殆ど終わっていて、マヨネーズにケチャップ、醤油まである。


スク水モドキやブルマモドキまで存在したりする。


大昔の転移者は随分好き勝手して可笑しな文化を広めたんだな…そんな感想が沸いた。


皆で川遊びした時に幼馴染3人がスク水を着ていた時は思わず、噴出しそうになった。


ただ、医療や経済は日本みたいに発展してないから凄い『転移者』や『転生者』は居なかったんだと思う。


それはさておき、この世界の女性について可笑しな事がある。


それは過去の転移者が偉人として名前が残っているのだが、その女性の名前が…


琴美、姫子、かぐな、レイス、さくや、ルチア、あずにゃんこ、となた、かきの、レイム。


こんな名前なんだ!


可笑しくないか?


この名前は恐らく、全員ライトノベルやアニメのヒロインだ。


しかも、全員共通している事…それは…


『貧乳』で『背が低い』という事だ。


そして、転移者が意図してそうしたのか。


それとも、活躍した転移者が『そういう容姿』だったからか解らないが、この世界で美少女や美しい女性の条件。


それは…


1に貧乳、2に貧乳3、4が無くて5にチビだ。


つまり、貧乳でチビこそがこの世界で綺麗な女性の条件なんだよ!


多分だが、過去の転移者で『貧乳』で『チビ』の女が居たんだろうな…多分、そいつの影響でそうなったんだと思う。


◆◆◆


これで俺があの三人を『どうでも良い』そう思っていた訳が解るだろう?


あの三人はまさに『貧乳』で『チビ』なんだ。


エルザは赤髪でボーイシュだが顔のパーツは整った凛々しい感じの美少女だ。


マリアンは色白で茶髪の美人。


そしてリラは黒髪で少し幼い感じがする美少女。


だが、三人に共通するのは絶望的な程無い胸。


恐らくエルザとマリアンでAカップとかじゃないか?


リラに至ってはAAとかAAAカップなんじゃないかな?


はっきり言えば、ブラジャーなんか要らない大きさ。


そして身長は150も無いだろうな。


この世界なら『物凄い美少女』だが、俺は全く持って好みじゃない。


年齢的には15歳で3人は成人しているが、気分はロリコンだ。


前世の記憶がある俺からしたら『対象外』


俺の女性の好みは『デブでない巨乳美女』ボンキュウッボン。



グラビアアイドルみたいな女性だ。


だからガイアのハーレムなんて羨ましくもなんともないんだよ。













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