16話:黒猫ゆりかとコラボ配信!? 前編
[黒猫ゆりか先輩とコラボ!?]#アザーライブ
19037人が視聴中 #ニャン生
『アザ友の皆、こんアザー♪エターナル2期生所属の清水azureです!皆、私の配信に来てくれてありがとう!今日もよろしくね!』
〈こんアザー〉
〈こんアザ〜!〉
〈こんアザー♪〉
〈こんアザ!〉
『それでですね…今日はタイトルにもある通り…僕の推しの先輩が来ています…』
『アザ友、猫獣人の諸君…エターナル一期生所属の黒猫ゆりかだぞ〜!にゃはははっ!』
〈黒猫ゆりかとコラボはやばいw〉
〈同期でまだアガットちゃんとしかコラボしてないのに二人目のコラボ相手は一期生w〉
〈というかよくコラボしたな〉
〈アザーちゃん耐えてくれ…〉
『アザーちゃんの前の配信観たら分かると思うけど、私がコラボしようってコメントで誘ったんだよね。それで連絡してOK貰えたんだよ。先輩&推しの圧力だよ!』
〈この先輩だめだ…〉
〈圧力は草〉
〈推しとコラボするやつの気持ちがお前には分かるのか?〉
『アザーちゃん緊張してる?』
『は、はい…』
『なら、緊張ほぐすためにゲームをやりましょー!今日やるゲームはこの、遊びが50個出来るやつだよ!』
〈お〜!〉
〈それ結構面白いもんな〉
〈アザーちゃん頑張って〉
〈黒猫なんかに負けるな!〉
『ちょっとちょっと、黒猫なんかにってひどくない?私悲しくて泣いちゃうよ??』
〈絶対泣かないくせにw〉
〈嘘言わないでください〉
〈アザーちゃんこいつをボコボコにしてやれ〉
〈扱いひどすぎて草〉
『お、推しで先輩だからって…負けませんよ…!』
『お〜お〜言うねぇ!いいよ、じゃあゲームの総合点で負けた方が罰ゲームをやろうか。罰ゲームは相手の言うことを何でも一回だけやる!』
『な、何でも…変なことはしないですよね…』
『う〜ん、それはアザーちゃんの態度次第かなぁ…それにアザーちゃんが総合点で勝てばいい話だよ』
『そうですね…ならやります!』
『そうこなくちゃねぇ!ならまずはこの戦車のやつをやろうか。』
『はい!』
ゲームがスタートした。
このゲームは障害物があるステージ内で戦車で1VS1をして、大砲でより多く相手を倒せたほうが勝ちだ。
黒猫は障害物の後ろに隠れながらアザーを挑発するように、車体を左右に振った。
『アザーちゃん、カモンカモン〜!』
〈うざすぎるだろw〉
〈なんて煽りだ…〉
〈こいつ隠れてるくせにw〉
アザーはそのまま直進して黒猫に近付く。
黒猫はアザーが近付いて来たのを見て、車体を障害物から少しだけ出して、アザーが居ない斜めの方に弾を撃った。
その弾は壁にあたり跳ね返ってアザーに向かって一直線に進んできた。
このゲームは撃った弾は跳ね返るのだ。
〈やばい…アザーちゃんあたる!〉
ドゴォォォァァァァァンッッッッッッ……!!!
ゲームで爆発音が響く。
アザーの戦車は無傷だった。
跳ね返った弾を撃ち落としたのだ。
『先輩…あまり舐めないでくださいよ…!私はゲームは苦手ですけど、このゲームは出来る方なんですよ…』
『アザーちゃん…今ので倒せると思ったけど…やるね…』
その後は互いに撃って撃ち落としてを繰り返す。
あまりの接戦に視聴者も全員が静かに戦いを見守っている。
撃ち合いながらも、アザーは黒猫に少しづつ近付く。
そして…
『黒猫さん、私の勝ちです…!』
アザーは迫撃砲の射程圏内に入った瞬間に黒猫の砲に砲身を向けるのではなく、上に向かって弾を撃った。
ゆるゆると孤を描いて弾が黒猫に向かって進む。
『アザーちゃん、甘いね………!!』
黒猫は上から迫ってきた弾を黒猫も上に弾を撃ち、簡単に撃ち落とした。
そして、アザーが驚いているすきを狙って、弾を撃った。その弾は跳ね返ることなく、一直線にアザーに向かって進む。
アザーは弾がこっちに向かっているのに気付いた時には遅かった。
アザーは弾を撃ち落とせず、黒猫の弾が車体にあたり、アザーは倒された。
そこでゲームが終了し、勝者は黒猫になった。
『はっはぁ!!これが私の実力だぁぁぁ!!どうだ思い知ったかぁ!!』
『うぅ…』
〈めちゃくちゃ白熱してたな〉
〈接戦すぎて静かに見守ってたわ…〉
〈黒猫は相変わらずうざくて草〉
〈アザーちゃん今のは惜しかったな〉
〈次の勝負は勝てる!〉
『まぁまぁ、次はアザーちゃんが選んでいいよ』
『なら…オセロで』
〈オセロか〉
〈オセロならゲーム苦手なアザーちゃんでも戦えるね〉
〈アザーちゃんファイト!!〉
〈アザーちゃん頑張れ〜!〉
『誰も私のこと応援しないじゃん!!かなしいよぉ〜…』
〈へ?〉
〈逆に応援されると思ってるのかw〉
〈俺らをいつもの配信で散々煽っといて、どの口が言うとんじゃ!〉
『もういいもん!私は味方が居なくても戦うから!』
〈もん!じゃねぇよ〉
〈可愛い子ぶるな〉
そしてオセロをスタートした。
アザーは黒で黒猫は白だ。
『黒猫さん…ここに置いちゃいますよ!』
アザーは一気に5個の色を黒にした。
黒猫の白色の数はアザーの黒色の半分以下の数しかない。
序盤はアザーが圧倒的に勝っていた。
だが…
『ほれっ!端取ったよ!』
『なっ…!まぁ端一つくらいなら…』
『こっちも!あっ…こっちも!!』
黒猫は端を3つも取った。
それに序盤は黒猫はアザーの黒色の半分以下だったが、今は同じ位の数になっている。
『アザーちゃん…序盤は色取り過ぎちゃだめなんだよ♪』
そして黒猫が最後に空いている場所に白色の駒を置き、ゲームが終了した。
結果は黒猫の勝ちだった。
『あはははっっ!!私は最強だァァァ!!!』
『うううぅ………』
〈性格悪ぅ〉
〈これが黒猫という女だ…〉
〈なんてやつだ…〉
〈アザーちゃん次もある!!〉
『もう総合点2点差だぞぉ!アザーちゃん大丈夫かぁ?』
『ま、まだまだ勝負はこれからです!負けません!』
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