第119話 焼飯食べるよ!
時刻が時刻だからか、辺りからは食欲をそそる香りが至る場所から漂っている。
周囲の店を見回してみれば、誰も彼もが出来立ての料理を口に運びその味に顔を綻ばせている。
匂いで分かる。この辺りの食事はどれもとても美味いものだ。
だが、私を案内しているオムの足は止まる気配が無い。ベアー達がいるのはこの辺りでは無いという事か。
ベアー達の気配を探っていると、オムが私に話しかけてきた。
「この辺りのお店の料理って、どれも凄く美味しそうですよねぇ~。僕達もいつかはこの辺りの料理を毎日食べられるようになりたいです。」
「つまり、ベアー達が集まっている場所はこの辺りではないんだね?」
私が問いかけると、オムが申し訳なさそうな表情で質問に答える。やはり彼等が集まっているのはこの辺りではなさそうだな。
そして、おそらく匂いもこの辺りの物ほどでは無かったりするのだろう。
「ええ、この辺りの料理を食べる人達って、お金に余裕のある人たちばかりですから。僕達が利用できるようになるには、もっとたくさんの依頼を安定してこなせるようになる必要があるんです。」
「目標がある事は良い事だよ。頑張ると良い。私も、稽古という形で君達の目標のための助けになろう。」
「はい!よろしくお願いします!あっ!そろそろ見えてきましたよっ!」
気付けば至る所から漂っていた食欲をそそる香りは徐々に弱くなっていた。強さだけでなく種類もだな。
先程までは複数の素材を混ぜ合せた複雑な香りだったのだが、この辺りから感じる匂いはシンプルなものが多い。
使用する食材を制限する事で価格を抑えて提供しているのだろう。
だが、先程までの匂いと比べるとやや物足りなく感じてしまうのは否めないが、この辺りから漂う匂いが取り分けて不快、と言うわけでもない。
王都の飲食店は、どの店も一定以上の味は保障されているようだ。
オムが仲間の集まっているであろう店を指差している。
ごく一般的な住宅をそのまま店舗にしたかのような店だ。だが、この店からも例にもれず食事の香りが漂ってきている。
この匂いは、塩と香辛料、コショウだな?それからバターの香りもする。少なくとも、味に期待の出来る匂いである事は間違いない。
オムが同じ値段帯で最も美味いと言っていただけあって、店はなかなかの混み具合のようだ。入り口には人が列を成している。
これ、私達はすぐに入れるのだろうか?
私の抱えた不安をオムに訊ねてみれば安心できる答えが返ってきた。
「大丈夫ですよ!そのために皆には先に店に向かってもらったんですから!ここのお店は、味も良いんですが、注文すればすぐに料理を持ってきてくれる事もあって、とっても人気なんです!」
「なるほど。駆け出しや見習いの人々にとっては掛け替えの無い店、と言ったところかな?それでいて採算もしっかりと取れているようだし、この店の主人は結構なやり手のようだね。」
「あー、やり手なのは女将さんの方だと思いますよ?お会計はいつも女将さんがやってますし、店主さんはずっと厨房にいて、一人で料理を作り続けているんです。」
なるほど、夫婦で店を経営していたのか。お互いにお互いを支え合っているようで、とても微笑ましいものだな。
そして店主は根っからの料理人という事か。
それにしても、店主一人でこれだけの人数の料理を賄えていると言うのであれば、それはそれで凄まじいと言わざるを得ない。一種の達人では無いだろうか。
入口で順番待ちをしている客を案内している従業員に、オムが話しかけていく。
「すみません、ベアー達、もう店に入ってます?」
「あ、オム君、お疲れさまー。もうベアー君達はお店の中だよ?それで、そっちのお姉さんも一緒に?」
「うん。今日だけで2度も助けてもらったから、そのお礼に、です。」
随分と親し気に会話をしているな。結構長い付き合いなのだろうか?
だが同じ村の出身、というわけでもないようだな。だとすると、頻繁に利用している事で顔を覚えられた、と言ったところか。
「はいはーい。それじゃ、ベアー君たちの所まで案内するねー。ベアーくーん、お連れさんが来ましたよー!」
従業員の少女がベアーにオムが到着した事を伝える。
彼女は他の順番待ちをしている客への対応があるから、手が離せないのだろう。ベアーに私達を案内させるようだ。
「よーオム、いつもよりちょっと遅かったな。そろそろ食べ始めようかと思ってたところだぜ?って、ノアさんっ!?ど、どうしてここにっ!?というか何でオムと一緒にっ!?」
「ベアー落ち着いて。今日のお礼を兼ねて、ここに案内させてもらったんだよ。お昼みんなと一緒にどうですか?って。」
「私としてもスムーズに食事が出来るのなら有り難いからね。誘いを受ける事にしたよ。お邪魔だったかな?」
「と、とんでもないですよっ!?でかしたぞオムッ!ノアさんのおかげで余計な出費が浮いたんだ!ノアさん!ここの支払いは俺達にさせて下さいっ!今日のせめてものお礼です!」
私と一緒に食事をする事にベアーのテンションが上がっているな。かなり興奮してしまっている。
喜ぶのは構わないけれど、他の客の迷惑にならない範囲でな。
ベアーに案内されて彼等のいる席まで向かうと、他の皆からも私がこの場に来た事にとても驚き、そして喜ばれた。
特にベルカの喜びようが凄いな。おもむろに私の手を引いて自分の隣の席まで私を連れてきた。
ちなみに、この席は元はベアーの席だったらしく、彼のこれから食べようとしていたという料理が目の前に置かれている。
まだ出来上がってからそう時間が経っていないためか、料理からは湯気が立ち上っている。
そして湯気からはバターとコショウの香りが私の鼻孔を刺激して食欲をそそる。
目の前の料理も、私に対して[さぁ、召し上がれ]、とでも言わんばかりにその存在を私に対して主張している。
いや、流石にベアーが頼んで食べようとしていた料理を、私が食べるわけにはいかないから食べるつもりはないがな。それはそれとして、実に美味そうである。
目の前の料理は図書館で読んだ本に同種のものがあったな。
米という名の穀物を使った"焼飯"、という料理だった筈だ。
シンプルな味付けでも美味いものはとても美味いらしい。目の前の焼飯に使用されている食材は屑肉と野菜くずを用いているようだ。
しかし例え屑部分と言っても肉や野菜の味や旨味はしっかりとあるらしい。立ち上がっている湯気からはほのかに肉と野菜の香りも混じっていた。
「ノアお姉様!遠慮なくパクッといっちゃって!」
「ベルッ!それは横暴が過ぎるだろ!第一なぁ、コイツは出来立てが一番美味いんだ!今から注文したってすぐ来るんだから慌てんな!」
「注文お願いしまーす!焼飯2皿お願いしまーす!」
「あいヨーッ!」
ベルカとベアーのやり取りをよそにオムが自分と私の分の焼飯を注文してくれたようだ。
さて、注文してから直ぐに来ると言っていたが、どれほどの早さで届くのかな?
「これはベアーが自分のために注文したものだから、ベアーが食べると良いよ。私の分はオムが注文してくれたみたいだからね。すぐに来るらしいし、皆も遠慮せずに食べ始めてもいいんだよ?この料理は出来立てが一番美味いのだろう?」
「もうちょっとだけ待つ・・・!ノアお姉様と一緒に食べる・・・!」
「「いっただっきま~っす!!」」
「なぁオム、いつもよりもちょっと遅かったけど、ノアさんを待ってたのか?」
「うん。ノアさんの場合、報告だけじゃなくて採取もあったみたいだし魔物の素材も卸していたからちょっと時間が掛かったんだ。」
ジーンとベルカは私達の料理が来るのを待つ事にしたようだ、待っている間にオムが遅くなった理由を聞くようだ。
「いつも通りケーナちゃんのカウンターは行列が出来てたよ。ノアさんまでケーナちゃんの列に並んでたらもっと時間が掛かっちゃったかも。」
「ん?それじゃあノアさんは誰のカウンターに並んだんだ?」
「それがさ、何とオリヴィエ様のカウンターだったんだよ!あんまりにも堂々と歩いて行っちゃったからビックリしちゃったね!」
「マジでっ!?オリヴィエ様のっ!?」
あの狐の
というか、受付嬢に様づけとな?
ひょっとして、彼女はやんごとなき人物だったりするのだろうか?
「ふふぁひふぉふぉ、おふぃふぃふぇふぁふぁふぁふぁふぃふぉふぉふぁふぉふぁふぁんふぇふぃっふぇるふぁふふぁふぁいんふぇふふぁふぁ、ふぁんふぉふぉふぃふぇふぁひゃふぁふぇふふぉー(二人とも、ノアさんにはオリヴィエ様が何者なのかなんて知ってる筈が無いんすから、ちゃんと教えなきゃダメすよー!)」
「ん。ノアお姉様、困惑してる。後アフモ、汚い。」
疑問に思っていたら、勢いよく焼飯を口の中にかきこんでいたアフモがオムとジーンを注意しだした。
それはいいんだが、口の中の物は飲み込んでから喋るべきだと思うぞ?喋った拍子に口から食べ物が出てしまったら、もったいないじゃないか。
「ああ、すんません。いや、オリヴィエ様って実は北の山を越えた先にある、ファングダムっていう獣人の人口がやたら多い国のお姫様なんですよ。」
「本人お忍びのつもり出来ているんですけど、この国に来る前に色んな行事で顔出ししちゃってるんで、みんなからはバレバレなんです。」
何と。まさか本当にやんごとなき人物だったとは。ひょっとして、対応してもらうのが恐れ多いから誰も彼女のカウンターに並ばなかったんだろうか?
っと、それを考えるのは後だな。まさかもう来てしまうとは。
「お待たせしました―っ!焼飯2つでーすっ!」
「料理が来た事だし、いただこうか。うん、とても美味そうだ。」
「ま、まだ湯気が立ってるぜ・・・?も、もうちょっと話さねぇ?」
「ジーン、冷たい水あるから、我慢する。ノアお姉様を待たせちゃダメ。」
普段は強気な態度を崩さないジーンが妙にしおらしいと言うか、勢いが無いな。
湯気が出ている事に問題があるようだが、それに冷たい水・・・。
ああ、ジーンは熱い食べ物が駄目なのか。そう言えばウルミラも焼き立ての熱い肉は食べようとしなかったな。彼がベアーやアフモと一緒に食べようとしなかったのはそう言う事か。
どれ、ジーンの焼飯だけ少しだけ冷ますとしようか。極小規模で『
この魔術も冒険者ギルドの資料室で習得可能な覚えておくととても便利な魔術の内の一つだ。
一連の流れを見ていたベルカは、私の使用した魔術が気になったのか詳細を聞いてきた。
勿論教えよう。というか、この魔術も『
「っ!?ノアお姉様!その魔術は何っ!?知らない魔術っ!」
「おぉ!さっきまで湯気が立ってたのに、丁度良い熱さまで熱が冷めてる!?これならすぐにでも焼飯をかっこめるぜっ!」
「この魔術は、ギルドの資料室にも魔術書が蔵書されている『冷却』と言う魔術だよ。効果は見ての通り、指定した対象の温度を下げるというものさ。使いこなせれば何時でも冷たい水が飲めるようになるし、熟練の魔術師ならば氷ですらこの魔術で容易に作り上げるそうだよ?」
ジーンの焼飯が程よい温度になった事で皿を手に取りベアーやアフモがしていたのと同じように焼飯を口の中にかきこんでいる。
そして私の説明を一通り聞いた後、口の中の物をしっかりと飲み込んでからベルカに指摘した。アフモよりも行儀が良いんだな。
「ベルッ!お前もこの魔術覚えるべきだろっ!?」
「むぅ、今読んでる魔導書が読み終わったら、今度は『清浄』を覚えるつもりだから、まだ無理・・・。」
「何も全部をベルカに任せる必要はないさ。皆で使えるようになってしまえば良い。そうすれば魔術師の負担も減るからね。資料室には他にも覚えておくと便利な魔術の魔術書が沢山蔵書されているよ?」
「んっぐん・・・。あぁー、別に剣士だからとかそう言うの関係なく覚えようと思えば覚えられるもんなぁ・・・。俺も覚えようかな・・・。っていうかよ、良い機会だし、みんなで覚えようぜっ!ノアさんだって推奨してるんだしよ!」
「良いすよー!」
「も、文字かぁ・・・。昔、神父様に本を見せてもらって目を回してから、全然見てねぇんだよなぁ・・・。」
「みんなで便利な魔術を使えるように、か。それって、凄く冒険が楽になりそうだよね!ジーン!僕も頑張って教えるから、覚えよう!そうすれば熱いものを覚ます魔術だって自分で使えるようになるよ!?」
ああ、オムも文字の読み書きが出来ていたのか。
だが、考えてみれば当然か。彼は最も効果が小さいとはいえ、治癒魔術を使用できていたからな。そもそも教会に勤めているのなら聖書を読む事になるのだし、文字の読み書きが出来るのは当たり前だ。
彼が依頼の報告を一人で行いに行っていたのも、そういった事情があるのかもしれないな。他の理由は、意中の女性に会いたいからか。
さて、いい加減私も目の前の美味そうな料理をいただこう。
米の一粒一粒が油を薄く纏ってツヤツヤと煌めいているのだ。
そして米の一粒一粒が中までしっかりと火が通ているのだな。だからこんなにも湯気が立っているのか。これは熱いものが苦手な者では出来立てを口にするのは難しいだろうな。おそらく喉を通って胃の中ですら熱を保ち続ける事になるだろう。
では、付随された大きな匙いっぱいに焼飯を掬って一口。
ああ、これは行列が出来て当然だ。
バターの風味と塩、コショウの味付けが絶妙のバランスで整っている。どちらの分量も、多すぎても少なすぎてもこうはならないだろう。
そこに肉と野菜の旨味だ。わずかであるにも関わらず、明確に肉と野菜の味が感じられるのだ。満遍なく肉と野菜にも火が通る事でその味が米にも均一に映ったとでも言うのだろうか?
食感も素晴らしい。米自体はふっくらしていると言うのに、一粒一粒が均一に油を薄く纏っているためか互いにくっつかずにパラパラとしているのだ。
出来立ての熱さも美味さの一つと言われているのだが、残念ながら私にはこの焼飯の熱で熱いと思う事が出来ない。
だが、熱自体は感じる事は出来る。舌にも、喉にも、そして胃にまで焼飯の熱が伝わってくるのだ。それはそれで、しっかりと[食事をしている]という事実が実感できて面白い。
これだけの物を注文してから僅か二分で提供してしまうとは、まさしくこの店の店主は達人だな!
私が焼飯を楽しんでいると、全員が驚いた顔をしてこちらを見ている。
はて?何か気になるような事でもあっただろうか?それとも、以前のように食べる時に鋭い歯が見えてしまったか?
見る者によっては恐怖を与えるらしいから、牙はなるべく見えないように食べているのだが、見る角度ではどうしても見えてしまう事もあるからな。それで驚かせてしまっただろうか。
などと思っていたら、別方向の質問をぶつけられてしまった。
「あ、あの、ノアさん、平然と食べてますけど、熱くないんですか・・・?」
「流石に俺達も出てきてすぐのはかっこめないすよー?」
「ベア兄もアフモも出てきてから少し時間が経って冷め始めたからガツガツかきこめた。行儀悪いからやめて欲しい・・・。ノアお姉様を見習って?」
そう言う事か。オムの方を見てみれば、匙で掬った部分に息を吹きかけて口に入れる分の焼飯を冷ましている。
たまに食事の際に似たような動作をしている者を見かけたが、アレはそういう目的だったのか。熱を痛みとして感じる事が出来なかったから理解できなかった。
ただ、この焼飯は米の一粒一粒が芯まで熱を持っているのだ。多少息を吹きかけた程度では、ほとんど冷めないぞ?
「あっふ!あふっ!ハフッハフッ!・・・くぅ~~~っ!!やっぱりこの熱さがたまりませんねぇ~~っ!」
「私は熱を感じる事自体は出来るけど、この温度ぐらいだとまだ熱を痛みとして感じ無いからね。今のオムのような楽しみ方は、私には出来そうにないかな。」
「それはそれで気の毒すねー。」
「残念ではあるけれど、この料理がとても美味しい事は分かるよ。オム、私を誘ってくれてありがとう。」
「っ!?はっ!はひっ!どどど、どういたしましてっ!?」
これだけの料理を紹介してもらったのだから、礼を述べるべきだと思ったのだが、礼を言われたオムが顔を赤くして動揺してしまったな。
これはあれか、以前から周りに言われた、人に見せない方が良い表情を私がしてしまったという事か?
「お?なんだオム?今更ノアさんの美貌にやられたのか?ちなみに俺はとっくに撃沈してるぜ?」
「何の自慢にもなりゃしねぇっての。つかノアさん、その表情は無闇に他人に見せるもんじゃねえですよ。」
「ほぁー・・・・・・。」
どうやらそれで合っているようだ。
今更な話だが、自然にほほ笑んだりするのを控えると言うのは、非常に難しいんじゃないか?感動したら表情は動くものだろう?
本当に今更だが、フェンツェンも人工採取場の見張りも、そしてジーンも、まったくもって無理難題を言ってくれたものだな。
「破壊力がやべえすねー。オムはケーナちゃん一筋だったのに・・・。」
「直接言われてないのにベルの方が撃沈してんじゃねぇか。」
「尊すぎる・・・。ノアお姉様はやっぱりめがみさまでは・・・?」
「おーい、べるー。戻ってこーい。」
まさかこんな形で私の容姿が周りに与える影響を少なからず知る事になるとは。
だが、私は自分の表情を抑制するなんて事、したくはない。
見たもの、聞いたもの、嗅いだもの、触れたもの、味わったもの、全てに対してありのままに感動していきたいからな。控えろと言われても断らせてもらう。
そこは譲れない。我儘を通させてもらおう。
私の表情でベアー達一行にはちょっとした騒ぎになってしまったが、それ以降はとりとめのない会話で昼食が終わった。
彼等と別れて、焼飯が届く前まで話していた内容について思いにふける。
私としてはオリヴィエが他国の姫だという事に厄介事の気配しか感じないのだが、マコトは彼女の事を知っているのだろうか?
いや、知らない筈が無いとは思うのだが、マコトはどういうつもりでオリヴィエを、他国の重要人物をこの国の真実に極めて近い場所に置いているのだろうな?
気になった事は直接聞けば良いか。どの道、マコトとは明日も会うのだから。
さて、ここから先は完全に自由時間だ。読書も良いが、そろそろ本格的に家の皆へのお土産を探してみよう!
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