第91話 仕立て屋・フウカ

 場所は変わって商業ギルド。此方もこの時間帯は受付が混雑しているようだ。暇そうにしている受付僮、受付嬢は一人もいない。

 当然、若い女性に人気のナフカも忙しそうにしている。相変わらず彼の列には若い女性が多数並んでいる。私の番が回って来るのは少し時間が掛かりそうだ。

 とは言え、どのカウンターも同じぐらいの込み具合だったので、やはりナフカのカウンターに並ぶ事にした。待っている時間は、未読の本でもゆっくりと読んでいる事にしよう。


 大人しく最後尾で待っていると、そこかしこから視線を感じるようになった。

 まぁ、理由は大体察しが付く。現在の私の服装はとても露出度が高いものとなっているのだ。性別問わず、私の服装について話し合っているのが聞こえてくる。

 中には情欲の感情を含んだ視線を隠す事も無く向けて来る者もいたが、特に気にすることは無いだろう。

 この格好でいればそうなる事は、この街に来て初日に知っているのだ。


 私の番が回って来るまでの間に声を掛けられるかもと思ったが、そんな事は無かった。まぁ、本を読む際に思いっきり『収納』を使用しているからな。その時点で私が少なくとも魔術に関しては只者では無い、という事が分かったのだろう。


 本を読んでから15分ほど経過しただろうか。七冊目の本を読もうとしたところで私の番が回ってきた。


 「おはようございます、ノア様。本日はどういったご用件でしょうか。」

 「昨日、ダンダードと乗った魔導車両に使われていたシートの生地が気に入ってね。聞いてみたら購入できるという話だったから、まとまった量を購入しに来たんだ。ダンダードは今、対応できるかな?」

 「おお、あの生地をご所望ですか!流石はノア様、お目が高い。少々値が張ってしまいますが、良い物である事は間違いありませんよ。」

 「参考までに聞くけれど、あの生地で服を上下一セット作るとしたらどれぐらいの費用が掛かるかな?」

 「そうですね・・・。それでしたら、銀貨30枚もあれば十分な量を確保できるでしょう。」


 材料費だけで大体私が購入した服の金額の20倍近い値段がするのか。これは一般の人達がおいそれと購入できるような生地ではなさそうだな。

 まぁ、肌触りや見た目が気に入ったから目立つ事を承知で購入するし、服も仕立ててもらって着させてもらうがね。


 私の資金は潤沢だ。所持している金貨は200枚を優に超える。ここは奮発して金貨3枚分、十セットの服が作れるぐらいの量を購入させてもらおう。

 その旨をナフカに伝えると、少々言いよどむような対応をされた。


 「ギルドマスターは確かに予定が空いていますが・・・ノア様、その格好でお会いになるのですか?」

 「そのつもりだよ。まぁ、ダンダードがどういう反応をするかは容易に想像がつくさ。ダンダードの反応に対して私は別に気にはしないし、不快にも思わないよ。」

 「左様でございますか・・・。承知しました。ご案内いたします。」


 ダンダードの女癖の悪さは、商業ギルドどころかこの街の住民にとって最早常識なのだろう。そんな彼の前に露出の多い恰好で会おうものなら、彼がどのような反応をするかなど、直接見なくとも想像は容易、という事か。

 周囲からは、これまた好き放題言われているようだ。こんな格好だからな。

 私にその気が無くとも、ダンダードの性格ならば私に良い印象を持たれたいがために不必要に値下げをしてしまうかもしれないな。


 ダンダードの対応を考えながらナフカについて行こうとしたところ、記憶に新しい声に呼びかけられた。ダンダードの妻、タニアの声だ。


 これは僥倖だ。タニアに同行してもらえば、ダンダードも迂闊な行動を取ろうとはしないだろう。

 仮に迂闊な行動を取ったり発言をしたとしてもタニアが物理的にダンダードを止めてくれる様子が容易に想像できる。彼女に頼んで可能ならば同行してもらおう。


 「あら、ノアさん、ごきげんよう。随分と刺激的な格好だけれど、今日はどうしたのかしら?」

 「やぁ、タニア、おはよう。今日は昨日の魔導車両に使われていた肌触りの良い生地を購入しようと思ってね。これからダンダードの元に行くところだったんだ。良ければ貴女も一緒に来てくれないだろうか?生憎と私の格好はこんなだからね。ダンダードがどんな反応をするかは容易に想像がつくのだけれど、それで話が進まなくなるのは面白くないんだ。」

 「あら、良いわねぇ。ノアさん、車両で移動していた時はずっとシートに触れていましたものね。良いですよ。私も同行いたしましょう。今のノアさんをあの人が見たら、勝手に生地の値段を安くしてしまいかねないわ。ナフカさん、案内をお願いしますね。」

 「・・・承知しました。」


 ああ、やっぱりタニアもそう思うか。もしも私やタニアが予想道理になってしまえば商業ギルドの、というかこの街の利益にはならないだろうな。

 それに、ギルドマスターともあろうものが公私混同をするというのは評判を著しく落とす事になる筈だ。

 タニアがついていく事になってナフカの表情に安堵の感情が露わになる。どうやらダンダードとタニアの力関係も周知の事実らしい。


 「失礼します。ノア様が商品の案内をギルドマスターご希望されています。今、よろしいでしょうか?」

 「何っ!?ノアさんがっ!?勿論だっ!直ぐにお通しするんだっ!」

 「まぁっ、あの人ったら・・・。」


 おっと、タニアから怒りの感情が一気に溢れ出てきたぞ。表情自体は朗らかな笑みを保っているせいで威圧感が凄まじい事になっているだろう。

 私を迎えたダンダードの表情がタニアの姿を目撃した瞬間に歓喜から絶望に早変わりしてしまうのが容易に想像できる。


 「それでは、私はこれにて失礼いたします。」


 そう言ってナフカは、楽し気な表情を隠しもせずにこの場から自身の受付カウンターへと戻って行った。

 ナフカめ、タニアも一緒に来ている事をあえて伝えなかったな?普段はダンダードから振り回されたりでもしているのだろうか?有り得るな。その意表返しと考えれば納得のいく対応だ。


 扉を開けて部屋に入ると、案の定ダンダードが笑顔で出迎えてくれた。


 「ダンダード。失礼するよ。」

 「おおぉうっ!ノアさん!よく来てくれた!ンフォーゥッ!実に素晴らしい服装だね!とても似あぁあっ!?!?」

 「あらあら、どうしましたか?貴方、表情が優れていませんよ?お加減が悪いのですか?先程までとても元気そうでしたけど?」

 「ななな、何故君がこここ此処にっ・・・!」

 「たまたまギルドに足を運んだ際にノアさんの姿を見かけましたので、声を掛けたのですが、貴方に用事があるそうじゃないですか。同行をお願いされましたので、こうしてご一緒させてもらいましたの。」

 「ま、まままま待とうっ!ちょっとだけ待とうかっ!?なっ!?タニアッ!わ、私は特にノアさんに何かをしたと言うわけでは・・・!」


 部屋に入室してから今の状況になるまでまさに予想していた光景が目の前に広がっている。タニアからは明確な怒りの感情を宿した魔力が溢れ出ている。

 このまま二人のやり取りを眺めていても話が進まないので割り込ませてもらうとしよう。


 「その辺りにしておいてもらって良いかな?ダンダードがあんな反応をしてしまったのは私の服装も原因の一つだからね。この服はまだ着た事が無くてね。今着ておかないと、今後着る機会がなさそうだったから着させてもらっているんだ。」

 「そういう事だったんですね。貴方、ノアさんは車両のシートに使われていた生地をご所望のようですよ。案内してあげて下さいな。」

 「う、うむ。それでは、ノアさん、生地の在庫は裏の倉庫にあるからね、これから向かおうじゃないか。」


 どうやら話はスムーズに進んでくれるようだ。それにギルドの裏の倉庫に在庫がある事も僥倖だ。ここから別の倉庫まではそれなりに距離がある。なるべくなら午前中の間に生地を先日の服屋の店主に渡して新しい服を仕立ててもらいたいところだ。

 可能であれば明日には四人と食事が出来るだろうからそれまでには何とか間に合わせたい。



 案内された場所には150センチ程の幅で円筒状になるように巻かれた私が求める生地が陳列されていた。色は属性を象徴する八色だ。赤と青、それから緑が人気があるようで、他の筒と比べて厚みが薄い。

 反対に黒はあまり人気が無いようで、他の生地と比べてひときわ太い筒となっていた。


 「如何かな?安定供給されたシルク生地を用いて作られた、ベルベット生地だ。貴女も昨日体験してくれたように、この生地は滑らかでありながら吸い付くような触り心地と、美しい光沢が特徴的でね。少々値は張るが、裕福層には実に人気のある商品なのだよ!」

 「良いね。色がこれだけあるというのも気に入った。うん、元々は十セット分の服が作れるぐらいの量を考えていたけれど、もう少し奮発させてもらおうかな?それぞれの色で二セット分ずつ、全部で十六セット分買わせてもらいたい。」

 「おおおっ!流石はノアさん!気前が良い!だが、見ての通り色によって人気に差があってね。あまり人気の無い黒の生地は比較的安いのだが、赤や青、緑の生地は三割ほど高くなってしまうよ?構わないかね?」

 「愚問だね。ダンダードなら私の所持金をある程度把握しているんじゃないか?その程度の額ならば何の問題無く支払う事が出来るとも。」


 上下一セットで銀貨30枚と考えれば、総額は大体金貨五枚と銀貨数枚と言ったところか。全く問題無いな。言い値で買わせてもらうとも。


 「はははっ!お見通しと言うわけか!これはノアさんには隠し事は出来ないかな?いやはや実に豪気な事だね!それならばキリ良く金貨5枚で卸させてもらおうじゃないか!」

 「異存はないよ。その額で支払わせてもらおう。交渉成立だね。」

 「いやぁ、ノアさんは本当に有り難いお客様だよっ!大抵の者はこういう時にもう少し安くできないかと軽貨の単位まで交渉してくるからねっ!勿論、それはそれで商人として褒めるべきものかもしれないが、その交渉に使われた時間で複数の取引が出来たと考えれば、此方の提示した金額で即決してくれるノアさんの何とありがたい事かっ!」

 「私の場合は余裕を持って支払える額でない限りはそもそも購入しようとは思わないからね。欲しいと思ったのなら足りるだけの資金を得てからにするさ。」

 「生地は私が用意いたしますね。」


 そう言ってタニアがハサミを取り出し、正確に長さを測って生地を裁断してくれる。商業ギルドの職員では無いと思うのだが、とても手際が良いな。過去にも経験があるのだろうか。

 ダンダードに金貨を支払った後に、タニアに話しかけて聞いてみる。


 「随分と手慣れているけれど、冒険者として培った技術かな?」

 「まさか。お裁縫は趣味の一つなんです。」


 軽く答えながらも手の動きは止まらない。刃が布に引っかかることなく生地を切り裂く音が、私の耳に心地良く伝わって来る。タニアの言葉がどこまで真実かは分からないが、生地を裁断している彼女の表情は柔らかくも楽しげだ。このまま裁断する音を楽しませてもらうとしよう。



 裁断してもらったベルベット生地とやらを『収納』に仕舞い、商業ギルドを後にして現在は以前子供達に案内してもらった服屋に来ている。取引が終わった後もタニアと談笑をしていたためか時間も商業ギルドを出るころには午前九時を回っていたので既に店は開店している。

 遠慮なく入店させてもらうとしよう。扉を開けて入店すれば、以前のように穏やかな雰囲気を纏った店主が笑顔で出迎えてくれた。


 「あらぁ、ノアさんじゃないですかぁ!おはようございます!そしていらっしゃいませぇ。今日は新しい服の御注文ですか?」

 「似たようなものだね。実はベルベットと言う肌触りの気に入った生地を結構な量購入してね。貴方に何着か私用に仕立てて欲しいんだ。頼めるかな?」

 「ベルベット生地ですって!?あらあらまぁまぁ!ノアさんったら、本当にお金持ちねぇ!ええ、ええ!是非とも仕立てさせてもらいたいわぁ!デザインに何か要望はあるかしらぁ?」


 店主のテンションが目に見えて上がったな。それだけベルベット生地というものは高級品なのだろうし、扱う機会が無いのだろう。気合も入るというものだ。


 「以前のように尻尾を通すための穴を開けて欲しい事と、最低でも一着は背中が開いている服を用意して欲しいかな?具体的には肩甲骨が露出するぐらいのだね。それ以外は特に要望は無いよ。貴女の好きなように仕立てて欲しい。数は・・・そうだね。以前と同じく上下三セット用意してもらおうかな?生地の色は属性の色と同じ色が八種類、同じ量用意出来るよ。どの色も制限はかけない、用意した量を好きなだけ使ってくれていいよ。」

 「そ、そこまでしてくれるだなんて・・・ノアさん、このお店の服は他のお店と比べたら確かにちょっと値が張りますけど、あくまで一般用ですよ?多分、ノアさんの要望に応えようとすると、貴族様が注文するような服になってしまいす。桁が違い過ぎてちょっと怖いわ・・・。」


 高級生地をふんだんに使用して良いと言われて少し委縮してしまっているのだろうか。まぁ、確かに費用を考えれば間違いなく金貨が簡単に飛んで行ってしまうだろうが、店主の腕前ならばその辺りは全く心配する必要は無いだろうな。きっと良い物を仕立ててくれるだろう。

 とは言え、必要以上に期待して彼女にプレッシャーを与えるのも良くないからな。腕前を信用している事を伝えるのは勿論、気負う必要は無いという事も伝えておかないとな。


 「尻込みする必要はないよ。私がこの生地を知った時、貴女ならきっと素敵な服を仕立ててくれると私が感じたから貴女に頼むんだ。自信を持って欲しい。」

 「うふふ、ノアさんったら、簡単に言ってくれますねぇ・・・。ですが・・・そこまで言われてしまっては、委縮なんてしていられませんね!ノアさん、いいえ、ノア様。不肖、フウカ。貴女様のために全霊を尽くして貴女様に相応しい衣装を仕立てて御覧に入れましょう!どうぞ、ご期待ください。」


 んんぅ~っ?何やら服屋の店主、フウカの様子が一変してしまったぞ?片膝をついて、ラビックやゴドファンスが使うようなとても恭しい言葉で喋りだした。

 穏やかで柔らかな年上の女性を彷彿させていた彼女の雰囲気が、急に高貴な者に仕える忠心のような者へと変化してしまったのだ。流石に動揺を隠せない。

 だが、目を見開き闘志にも近いやる気をその瞳に宿した彼女に、水を差すような真似は出来ない。私の発言が彼女をそうさせたのだ。責任を持って彼女の気持ちに応えよう。


 「うん、期待させてもらうよ。それで、費用と時間はどれぐらいかかるかな?予算は金貨100枚としておこうか。そこから金貨が数枚オーバーしても構わないよ。ただ、明日は仲の良くなった四人と食事に行く予定でね。明日の朝には一着は受け取りたいかな。」

 「き、金貨100枚っ!?い、いくら貴族様が注文すると言っても、流石にそこまでは掛かりませんよ!?ええ、どれだけ費用が掛かろうとも必ず金貨30枚までに収めて見せますとも!そして時間に関しましてもご安心ください。他のお客様には申し訳ないですけれど、本日は臨時休業とさせていただいて早速ノア様の衣装を仕立てさせていただきます。どれだけ時間が掛かっても本日の夕食時までには一セットは完成させて見せます!そして明日の早朝までには三セット全てお渡しできるようにして見せますとも!」


 気合入っているなぁ。だが、思ったよりも費用も時間もかからないと分かったのは僥倖だ。それならば奮発して先にフウカに金貨30枚を支払っておこう。


 「それなら、先に代金を支払っておこうか。それと生地も。何処に置いたらいいかな?」

 「では・・・確かに金貨30枚、頂戴いたしました。それと、奥に裁縫室がありますので、生地はそちらにお願いいたします。此方へどうぞ。」


 言われるまま、案内された裁縫室へ先程購入したばかりのベルベット生地を置いていく。倉庫で見た時もそうだったが、光沢のある艶やかな八色の布が並んだ光景と言うのはそれだけで見る者を魅了する迫力があるな。

 並べられたベルベット生地を見てフウカも恍惚とした表情を浮かべている。


 「あぁ・・・なんて美しい光景なのでしょう・・・!この生地を制限無く好きなように使用して良いだなんて・・・まるで夢のよう・・・。このような素晴らしい機会を与えて頂き、ノア様には感謝しかございません。すぐさま作業に取り掛かりますね!」


 そう言ってフウカは早速衣装の型紙を作り始めた。これ以上私がここにいても邪魔になるだけだろう。彼女に声を掛けて退店する事にした。



 現在時刻は午前の鐘が十回鳴って少ししたところだ。シンシアが店の手伝いを終わらせるのにはもう少しだけ時間が掛かるだろう。

 それならば図書館へ行き、残りの本も複製してしまおう。エレノアの予定も聞いておく必要があるしな。ちょうどいい。


 そんなわけで図書館へ入館すれば御機嫌な表情とやややつれた表情をした図書館の館長に迎えられた。


 「おはよう、エレノア、それと館長も。昨日は世話になったね。」

 「い、いやいや、世話になったのは此方の方ですともっ!ええっ!はいっ!どうぞ、明日の食事会は存分に楽しんできてくださいっ!」

 「?館長が明日の予定を知っているのは、エレノアに聞いたからかな?」

 「おはよう、ノアさん。ええ、私が説明しましたよ。おかげさまで明日と明後日はお休みが取れたんです。」


 なるほど。それでエレノアが御機嫌な表情をしていたのか。

 それに対して館長がやつれ気味なのは、エレノアが休日をもぎ取るために結構なやり取りをしたからだろう。

 おそらくは館長が精神的に叩きのめされるような事態があったと予想される。


 「無事、五人で食事が出来そうで何よりだよ。これから十一回目の鐘が鳴るまで本の複製をさせてもらうよ。」

 「はい。承知しました。ギルド証を預かりますね?ではノアさん、後はご自由にどうぞ。」


 エレノアに見送られて、図書館内へと足を進めて行く。複製できていない残りの本はおよそ全体の二割と言ったところだ。


 シンシアの手伝いが終わるまでに複製し終えるとは思っていないが、可能な限り複製してしまおう。

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