たまごとうた。巣守たまごの三十一文字
月出里ひな
2022/09/26
すれ違う人は知り合いだと言わんばかりに手を振る吾子は笑顔で
洗濯を干し終えたわたしの脇を飛ぶ蝉に「するなよ」と、念を送って
米、昆布、葡萄の皮を点々と辿った先に一歳はいる
寝るよって言えば必ず集合す母の枕にあたまがふたつ
豚に牛、鶏に合い挽き掴む手で吾子の頭を撫でる これからも
たぶん今日厄日だったんでしょうでも明日はその分絶対良い日
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます