なるほど、ブラバされないように読み手にストレスをかけない。
そうですよね。
読めなければ意味もきっとわからないでしょう。
でも、なんだか寂しいです。
読むことは新しい世界を発見することでもあるし、気付きでもあると思うですよね。
ルビを振っていくれていたら今は簡単にわからないことは調べられるし。微妙なニュアンスやこだわりが表現されているはずなのに。
簡単な言葉に置き換えるのはなんだか物語の世界も読み手の世界も狭めている気がしますよね。
語彙力も上がらないし。
どちらのためにもならないけど、やっぱりここはネット小説。
大量消費の世界だから仕方ないです。
2話目を読んでもらうために、精進します。
作者からの返信
彩理様、コメントありがとうございます。
もちろん知らない言葉を辞書を引いて憶えていくのも読書の楽しみではあるのです。
でも、流しの読み専さんたちは、そんな面倒をかけるのを嫌います。
わからないなら別の、わかりやすい作品に移っていきます。
またPCだと範囲選択してコピー・アンド・ペーストすればGoogleでチェックできますが、スマートフォンやタブレットだとなかなか難しいから、気軽にネットで調べよう、とはならないんですよね。
小説を書くくらい好きな人は、わからなければ調べます。
語彙も増えますし表現力の底上げにもなりますから。
しかし読み専さんのほうが読み手としては割合も多いので、そちらの方々が離脱しないように配慮するだけで、PVの維持も期待できます。
書き手の感覚と読み専さんの感覚はズレているので、そこを理解すれば、読者選考も勝ち抜きやすくなるはずですよ。
編集済
それはちょっと同意出来ない。『ロードス島』とかルビだらけだし。作品が古いですか?では2009年頃の『はたらく魔王さま』を手に取って見ました。すると難読漢字を結構使用してます。矜持とか使ってますよ。むしろ中学生ほど漢字の勉強の為にラノベを読むのでは?そういう文化が2012年頃から消えるんですよ。ラノベって子供が背伸びする為に読むのものでは?同意出来ませんよ。少年少女の国語力強化のためにラノベはあるのだし。「矜持」(きょうじ)を「ぎんもち」とか「きんじ」と誤読させるためにラノベはあるのではない。こんな事だからラノベは児童文学やライト文芸に読者を根こそぎ持っていかれたのだろうと思う。WEBで読まれても書籍化後に爆死したら意味ない。ブラバされたからなんだというのだろう。爆死作家になるより100倍マシ。そんなんだったらはっきり言って読まれない方がいいです。自作を自分で貶める勇気は僕には無いです。
ラノベは馬鹿を作る道具じゃない。ちょっと厳しい意見ですけどラノベ売り上げがマジでピンチなんで。
※追記:ありがとうございます!
作者からの返信
らんた様、コメントありがとうございます。
まずは厳しいご意見を直言いただきありがとうございます。
ルビについてはどこまでを許容するか。
新聞では基本的にルビは振りません。常用漢字のみで書かれているからです。
たまにカッコ書きで読みを示すことはあります。でもインタビュー部分などごく一部です。
難読漢字を使わない、という一定のルールのもとに新聞はルビを振らないのです。
そして今回の記事では、私も難読漢字は避ける方向で「あえてルビを振らない」ことを提案しております。
難読漢字は読めても意味がわからなければ意味がないからです。
「矜持」が読めないだろうと「きょうじ」とルビを振っても、それでわかった気になって言葉の意味を調べなくなる。これが怖いわけです。
実際、意味を知らない言葉を取り違えて憶えている方が多いのは、文化庁の国語調査で明らかになっています。
「気のおけない関係」は「心を許せる間柄」であって「注意・警戒を要する間柄」ではないのですが、後者として憶えている人が多い。難読漢字を用いていなくてもこういうことが起こります。
きちんと辞書を引いて意味まで理解してくれる読み手がどれほどいるのだろうか。だから、読み手が知らない漢字、ルビを振らなければ読めない漢字は使わない。ということを意識していただきたいのです。
もちろん今はスマートフォンの時代ですから、ルビさえ振ってあればGoogleなどで検索してすぐに意味もわかります。そういう読者ばかりなら難読漢字にルビを振ってもよい。
ただ、紙の書籍を読みながら、意味を検索する人がどれだけいるか。
難読漢字にルビを振ってたとえ読めるようになったとしても、意味がセットで伴わないと意味がない。
逆説的ですが、意味まで知っている人は漢字の読みもたいてい知っています。
読み手に辞書を引かせないでも正確に読まれるように配慮する。
そういう意味会いで記事を書いております。
これは書き手の意識の問題で、ルビを振ってでも難読語を書きたい人と、辞書など引かせなくても意味を理解できるようにしたい人の差です。
私は後者を選択しております。
当然前者を選択する書き手には受け入れられないと存じます。
それもすべて書き手の意識の問題なのです。
ですので、らんた様のご意見も一理あります。
私が想定した意識とは異なる方がいても当然だからです。
後日、ルビについての記事を改めて追加いたしますので、それもご覧頂ければと存じます。