第18話

クリスマスパーティー当日。


私、佐賀宝之華はというと…マネージャー、佐々木ささきに連れ回されている。

あいつのプランどうなってんのよ?

朝からネイルサロンにいったりエステやらヘアメイクやら…あんたどんだけ男ねらってんの?


しかも、


「なんで私まで連れて行くわけ?」


「だって、この店若い人向けじゃん?入りにくいじゃん?あんた若いから、私も若く見えるじゃん?」


そんなことあるはずないじゃん、ばかなのか。


「今から仕事なんですけどー」


「はいはい、私のとってきた仕事ね?」


いちいちむかつくー!

連れ回されたあとの、モデルの仕事はやる気でない。でも笑顔笑顔。今日は楽しむんだから…!


仕事が終わったし、やっとクリスマスパーティー!そう思いながら、事務所の階段を降りていたとき…

マネージャーが盛大に転んだ。

…足捻った?ように見えた。


慌ててマネージャーへと近寄った。


「ちょっと!なにこけてるの?」


「や、やば、マジ立てないんですけど!」


「…はぁ!?」


今日の我がマネージャーは、背伸びしていつもより倍かかとの高いヒールを履いていた。


「なにしてんの!」


と、とりあえず病院!

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