第15話

2人は喧嘩を続けていましたが、突然マネージャーさんの携帯が鳴り…

やっと、終焉しました。


「ったく、仕事行かなきゃ。ちょっと、零さんとやら?」


「は、はい」


なんだろう…。


「いい男紹介してよね?」


「え、それは無理です」


「即答かい。頼むわよ~まったく~!じゃ、行くわ」


とりあえず、別れなくてすみました。

よかった?


「マネージャーうざかったね。…そういえば零さんって19なの?」


「はい、言っていませんでしたか?」


「うん。知らなかった」


「すみません。えっと、宝之華はいくつでしたっけ?」


「私は…前は15って言いましたが…ほんとは16です。中学ダブってんです。言うの遅くて…すみません」


「16?」


忘れていた。若いことを。みのるくんも、年下好きと言われていましたが、私はさらに年下だったとは。


「ダブってるとは?なんですか?」


「中学卒業できなくて。まあ、家がいろいろあったんで。で、今2回目の中3ってことです」


そういえば、中学の制服だった。忘れてた。

つまり、中学生と付き合っていることに。


それは、マネージャーさんも怒りますよね…。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る