第14話

アイスが食べ終わり、宝之華と一緒に、マネージャーさんの前の椅子へと座った。


「で?あなた宝之華の彼氏ってまじですか?」


「はい」


「なんで?どうして?こいつ?」


「ちょ!なにそれー!」


「はいはい、宝之華は黙ってて。まず、どこで出会ったの?」


「はい、友人のたこ焼き屋です」


「ちっ!バイト先かいな!まったく!で、あなた何歳なの?」


「19歳です」


「うわ!なんか意外と若いのね」


そう言われると、まじまじと見られた。


「で、仕事は?」


「書道家です」


「は?まじで?かっけーし!だから着物着てんの?」


「こ、これは私服です」


「きえー、次元ちげーし!どうゆうことよ!宝之華!」


「なにが?どういうこと?」


「だから!なんで宝之華みたいなガキに彼氏できたんだよってことよ!しかもその辺で!」


「なにそれ~?私に嫉妬してんの?あ、零さん、マネは彼氏募集期間長いんです。そんで、イライラしてるんですよ~」


「そうなんですか…」


よかった、別れろと言われるかと…


「おい!イチャイチャすんなよ!」


「うるさいな!ただしゃべっただけじゃん!」


「ったく、なんでこんな田舎くさいやつに彼氏とかできるんだか」


「田舎とか!なにそれ!」


「だいたい!ここ私の家なんですけど?勝手に人のもの食べないでもらえます?」


「はぁ!?私の働いて稼いだ金でもあるんですけど!」


「もともと私が借りたんですけど?」


「しょうがないでしょ?」


「調子のんないでよね?」


「なに怒ってんの?きもいんですけど?」


「もとはあんたが悪いんでしょうが!」


ああ、なぜだか喧嘩になってしまいました。

どうしたらいいのでしょうか?

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