中二病かオタク、あるいは狂人の学園生活

わっしゃ

第1話 高校生活初日の始まり

7:00、目が覚めた。

といっても、2時間くらい前にゲームの時間設定を変えようとして今日が入学式の日だということに気づいたから全然睡眠が取れておらず目覚めも良くない。

10分ほど床を転がった後、服を着替えて手だけで歩きリビングにつく。

強くなりたくて始めた自己流トレーニングの一つだ。

リビングについたら昨日の晩飯をレンチンして食べる。

そして冷凍庫から凍ったゼリー飲料を3個バックに入れ歯磨きをし、にのまえの表札を見てから急いで自転車で出発する。

ちなみにこれは脳内ナレーションだ。





やばいやばい「いっけなーい遅刻遅刻」とか考えられないほどやばい。

まあ、考えてるけど。

ラノベっぽい学校だからといって微妙に遠いところ選ばなければよかった。

あー初日から遅れるとか絶対浮くじゃん。

中等一貫校で多分みんな知り合いいるだろうし。


そして唯一の知り合いがバカ変態人外超人の友沢健二しかいないし。

よくワンツートップといい意味でも悪い意味でもまとめて呼ばれてたな。

あいつを認めるのはなんかムカつくけどアレは本物の天才だよ。

勉強しないで全国模試で1000位以内取れるし狙って10位以内も取れる。

運動では1000m走の中学生記録更新したし、野球のピッチャーなんかやらせたら145キロが出た。

ただあいつのせいで監視カメラが女子更衣室についたくらいは頭がおかしい。






あと学校まで2キロだ。

だが防犯ブザーの音が聞こえる。

ここはヤンキーの聖地って呼ばれてるしおかしくないだろうただ防犯ブザーは別だ。

幼女を襲うなんて奴らだ。誘拐が目的なら完全に信用させてから誘拐すればいいのに

と、とにかくこんなイベントは学校遅刻してでも向かうのが鉄則!!

GO!!


「アーキモチ-」

「やっぱり、痛がっている幼女を見るのは最高だな」

「キャーーーーーーーー」

公園で高校生らしき奴二人が幼女(推定小4)をタオルで叩いていた。

「野郎てめぇぶっ○してやる」

俺は自転車をジャングルジムに引っ掛けて助走をつけて肩に蹴りをかました。

「フォーーイダッ」

「誰だてめブホッ」

二人に3発食らわせて帰ろうとすると

「お兄さん誰?」

イヤッッホォォォオオォオウ

話しかけられたぞぉおおお

「俺はあそこの上天高校の一年一一にのまえはじめだ。これで傷を冷やせよ。じゃあな。」

冷やしたゼリー飲料をかっこよく投げた

話したかったが緊張しすぎて逃げてしまった。

俺が逃げようとすると。

「にのまえさんありがとー」

と言われてしまった。

めっっっっっちゃ嬉しい。



あ、遅刻してんの忘れてた。

やばい

急げぇぇぇ

ギリギリ間に合ったかもしれない。

駐輪場から急いで自分のクラスに向かう。

教室の扉が閉まっているやばいかもしれない。



学校につくだけでこれだけ疲れるとは思ってなかった。

たぶん着いてからのほうが大変だろうな。

フィクションの世界に入ったみたいで面白いけどね。

トホホ(言ってみたかっただけ)



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