第60話 たまには、食事のお話でも

 さてさて、時刻は午後五時半。

 ぼちぼち夕食の準備に取り掛かる男である。

 炊飯器のスイッチOnを合図にオカズの下準備をスタート!


 キッチンの傍にタブレットを置けば、軽やかなジャズの音色に野菜を切る手も軽快になる。

 今夜のオカズは肉じゃが。

 玉ねぎとじゃがいもを小口切り。

 じゃがいもは、乱切りの方が好きな方も多いだろうが、そこは男の手料理なのでご勘弁。

 人参が無いというご意見も出てきそうであるが、人参嫌いが一人いるので、我が家の肉じゃがは人参抜きである。


 肉だって、鶏の胸肉を使っている。

 100グラム49円のお肉です、ええでそ?


 さて、野菜と肉の準備が済んだところで、こいつらをアブラ炒めに入る。

 昔は、麺つゆで茹でていたのだが、白ワイン三温糖砂糖、醤油で味付けを始めるとコチラの方が都合が良くなってしまった。

 さしすせその順番で調味料を投入し、隠し味の生姜を入れれば完成!


 この間も流れ続けるジャズの音色。

 パブなどのマスタースタイルよろしく、カウンターを前に調理を行なっている自分の姿を想像し、ちょっと贅沢な気分を味わいながら、コンロの火も止めた。

 時計を見れば、午後六時半。

 さてと、少し早めの晩餐会の開幕だ。


 追伸

 じゃがいもが少々硬かったw

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