第37話 忙殺
「仕事は年度を
…と言われた。
実際、去年の今頃も、年度末の
気づけば4月も2週目に突入した現在…。
年度を跨ぎ、
おかげさまで、諸々の作品群の定期更新がトコトン滞ってしまった男である。
まぁ、三日坊主を旨とする男にとっては、好都合?なのかもしれないが…。
にしても、「忙殺」とはよく言ったものである。
連日の残業祭りに
朝起きて、何だかんだで準備を済ませ、出勤する。
会社じゃ、愚痴を溢しながら、残業までこなして帰宅する。
帰宅すれば、一日はほぼ終わっている。
夕飯食って、風呂に入り…時計を見れば、あっという間に明日がやって来る。
まぁ、日々の生活にカマケていると、嘲笑されれば、それもまた然り…なのだが。
そうこうしているうちに時間だけは確実に流れていく。
川の流れのごとく、留まることを知らずに、人を
思考の時間も得られず、もがく気力も失せていく。
忙殺…忙しさに押し殺されていく。
この言葉に対する恐怖とともに、抗うことの敵わない己の非力に、茫然自失となる男。
さてさて、この悪夢はいつまで続くのやら…。
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