ある男の一日

たんぜべ なた。

第1話 ツイッターの時間が出来てしまう

先日、叔母が緊急入院することになった。

何でも、腸閉塞を患ってしまったらしい。

らしい…というのも、彼女は別件で入院しており、その病院で今回の一件が発覚。

んで、転院することになったのである。


◇ ◇ ◇


さて、転院手続きが始まったのは午後の9時30分。

近しい親族は近隣に不在ということで、救急外来で待機する男(甥っ子)。

退屈にかまけて、Twitterを覗き始める。


◇ ◇ ◇


一年ほど前から小説家モドキを始めていた男、そのタイミングでTwitterを始めていたのだが…。

独りよがりの創作に耽るあまり、Twitterの使い方がおざなりになっていたのである。


◇ ◇ ◇


というわけで、Twitterを覗いてみると…。

溢れる創作意欲

留まることを知らぬ感情の暴走

こみ上げる熱意


◇ ◇ ◇


ついつい「コメント」を入れたり「いいね」を入れているうちに、すっかり舞い上がってしまう男。

「〇〇のご家族様ぁ~」

男を呼び出す館内アナウンス

「はいは~い。」

Twitterを閉じ、男は呼び出された窓口へと歩みだした。

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