ユニコーン
秘密結社ユニコーン
その構成員が集まっていた。
「諸君!よく集まってくれた。早速、近況報告をしてくれたまえ」
「は!こちらは環境汚染組です。我々は世界各地でプラスチックゴミを海や山に放棄し、甚大な影響を与える事ができました!動物達が食べ、それを一般人が食べる事で確実に人にプラスチックを蓄積させています。また、先月の石油輸送船の石油が海に流れた影響で海中の生き物を減少させる事ができました!」
「よくやってくれた。やはり人類自滅型最強兵器は凄いな。次!」
「こちらは持続不可能なエネルギー組です。もう少しで石油や天然ガスといった資源を使い尽くす事ができます。また、水不足を拡大させ戦争を起こし、人類の数を減らす事に成功しました」
「続けて報告します。地球温暖化組はエネルギー資源の過剰な使いすぎによって、再びオゾン層に穴を空ける事に成功しました。また、北極の氷が溶けた事で海面上昇が起こり幾つかの都市が海にのまれました」
「ふっ、その程度とは」
「な、なんだと!貴様は何をしたのか言ってみろ!」
「我々はエロ撲滅組は超究極少子高齢化を進行させ、未来に残る希望をなくした。税金地獄という奴だ。具体的に説明するならば、子供の性教育において性行為とは駄目な事だと教えこみ、遂に法律で禁止するまでに至った。更に麻薬や煙草、酒の全年齢化により子供の身体をじわじわ破壊されている。わざわざ身体から卵子と精子を外して人工的な機械でないと子供を作れないようにしたのだ。これにより、子供の数を激減させる事に成功した。それだけではない。全ての人が綺麗なまま死ぬのだ。どうだ?」
「おお!素晴らしい」
構成員達は拍手した。
そして、エロ撲滅組が立ち······
「穢れなき世界を!」
それに呼応し
「「「穢れなき世界を!!!」」」
人類は滅びかけていた。
彼らが何故こんな事をしているのか?
理由は一つ!
童貞だと馬鹿にされたからだ!!!
〈続〉
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