運命のツインレイシリーズPart6『家族の絆と生と死編』

星の‪りの

まえおき

 意思の疎通が難しく複雑な関係性になった肉親と、心から打ち解けられるようになるには、相当な覚悟と苦労が要るようです。



 友達との関係もこじれてしまうと、元に戻せないこともあるでしょうが、肉親とは特別遠慮のない関係性のため、どうしても本音でしか話さなくなり、相手の気持ちを推し図ろうなどという配慮がなくなりがちだからかもしれませんね。



 親子間に遠慮や気遣いがいるものか、という間違った感情が根底あるためでしょうか。もちろん、産んで育ててくれた親には感謝の気持ちは誰しも持っていますが、その近すぎる関係性が、互いに全て分かってもらえる気になってしまうからかもしれませんね。



 動物の親は育て終えた子供を突き放します。本能で、互いの生活領域を尊重し、侵害しないようにしているためかなと思います。


 しかし、人間には理性と情があります。いくら毛嫌いしていたり、もう修復出来ないと思える家族関係でも、互いの危機の時には心から心配してしまう。それが産んで、生まれたときの愛情の記憶なのかもしれませんね。



 私は学者でも医者でもないので、詳しいことなど分かりません。

 ただ、どんなに憎んでいると思う疎遠の家族にも、心の奥には愛情という基底がある事だけは信じられる気がしました。



 Part6『家族の絆と生と死編』は、そこをテーマにしてみました。

 どうか大切なご家族や恋人を思って、お読みくださると嬉しいです。



 尚、本編は11月1日より一話ずつ投稿させていただきます。

 いつもお読みくださる皆さまと、これからお読みくださる皆さまへ、心より感謝を申し上げます。


 お話自体は重いストーリーではありません。読み終えた時、心の中がほんのり温かくなっていただきたく、また、二人の恋人のコミカルなやり取りも楽しんでいただきたいと思っております。


 それでは、11月1日にまたお会いしたいと思います。またどうぞよろしくお願いいたします。

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