W3 オーシャンアイランズ

第18話 あのお方

みちびキーが照らす光を頼りに、今度は南の島々まで来た。2人はあまりの暑さに汗を滝のようにかく。


「南国にまで来ることになるとは……。ってか、砂漠より暑い南国って何??????」

「暑い………海入りたい……」


モコローは水着を着たモンスターを指で撃った。


「もしかして………」

「はぁぁぁぁぁぁい、私はモコローよ!私の水着姿、見、た、い?」

「需要皆無だからやめとけ」

「ひどくない⁉︎まあいいわ、私のセクシーな泳ぎ、興奮しちゃ、ダ、メ、よ?」

「規制が入るからやめろ!この小説、なんとセルフライティングなんも入ってないんだぞ⁉︎」

「え、マジ?」

「マジです」

「そ、そんなんどうでもいいわ。私は好きにやらせてもらうから」


ってか最近の女性って、語尾にわをつけることなくない?僕の周りだけかもしれないけど。

僕はわをつけない方が好きかな?


「確かにそうかもな。だからなんだという話だが」

「ふふふ、私があなたをわをつける好みに変えてあげるわ!」

「誰も興奮しないから」

「あらそう?この水着、どうかしら?」


真っピンクで、布面積が小さい水着を見せた。


「……………うん、で?」

「えぇ?いや、だから、どう?」

「残念ながら俺は恋愛などしないんだ」

「あらそう?でも、その頑固な性格、私が溶かしてあ、げ、る❤️」

「ゾッ」

「ふざけんなよ」

「おいお前!ざけんなよ!!!!!!」


遠くからグローブをつけたモンスターが走ってきた。そして。


「そのふざけた態度をやめろハゲーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

「え⁉︎」


ブゴォォォォォォォォォォォォォォン


彼はモコローをぶん殴った。


「いてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

「殴られてもいいと思う」

「そんなァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

「おい、俺を何者だか知らないようだな。俺はPTA会長だ。覚えておけ若造!」

「え⁉︎……ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」


ロックは共にモコローの頭を下げた。


「この度は、ほ、ほ、ほ、本当に申し訳ありませんでしたーーーーー!!!!!!」

「それですむと思ったか!まめでんきゅう−ねこは要注意危険読者に害を及ぼす小説を作る作家として全世界で話題となっている。くれぐれもやらかさないように。もしやらかしたら、どうなっているかわかるよなぁ」


会長は指をピキピキ鳴らすと、どこかへ行ってしまった。ロックはため息ついた。


「ああびっくりした。まさかPTA会長自ら注意しにくるとは」

「いやあんなん注意じゃなくて恐喝でしょ⁉︎会長じゃなくて組長でしょ⁉︎」

「勝手にヤクザにするな。あのお方は過去にボクシング宇宙チャンピオンになったらしいんだ。マジでヤバいからやらかすなよ⁉︎」


「そういや関係ないけど第3章の最初の話20話目ぴったりなのすごいよね⁉︎きっと読者様のおかげだよ!」

「え、18話じゃねぇの?」

「キャラクター紹介とか全部入れたらちょうど20話。ありがとうございます読者さん!」

「んなわけねぇだろはっ倒すぞ⁉︎」

「は?それ読者さんに遠回しにはっ倒すぞくたばれこの大バカ野郎ども!って言ってるのと同じだよ?」

「そこまでは言ってません…」

「おお、随分と生意気なこと言うじゃねぇか。あなたは読者さんに暴言を吐いた。それだけの理由であなたを地獄へ堕とす。死んでも悔しがれ!」


モコローはロックをぶん殴り、ヤシの木まで吹き飛ばした。


「どっちがヤクザだよ……(泣)。あ、俺の傷癒すには☆と♡が必要です……おなしゃす」

「しっかり☆と♡押すの勧誘するキャラクターの鑑!よっ!組長!」

「俺ヤクザだったの??????」

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