第8話 凶暴化しすぎセブン

「おいお前ら、客が来るから静かにしろ」

カラーノがドアを開けた。なんと入ってきたのは、カメロンボとワニックスだったのだ。

「ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ⁉︎⁉︎」

「久しぶり〜〜」

「あ、ロックとモコロー!」

「お前らまたかよ」

「(気まずっ)」

2人のあとに、まだまだ入ってくるようだ。カラーノは挨拶した。しかし、その客がヤバかった。

「いらっしゃい」

「よ」

「呼んでもないのに俺参上」

2人来た。1人は人型で、茶色い一つ目のヘルメットをつけている。もう1人は……目がついた風?

「………⁉︎」

「ん?意外と客多いな。誰か強い人いないかなぁ」

「俺が相手してやるよ。台風の如く、吹き飛ばしてやるさ」

「あっそ。ん?」

圧倒的にまだまだ先のキャラクター。少なくともこんな序盤では現れないであろう見た目。そして強者を求める性格……。絶対強キャラ(確信)。

そんな2人がモコローたちに目をつけた。

「いや、おかしいだろ!!!!!!!!!!!!こんな奴出てくるの早すぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ロックがとてつもない大声でツッコんだ。

「…………まぁそうだよなぁ。俺はメタルマン。この風はトルネイドン。俺らは『凶暴化しすぎセブン』に属しているんだ」

「凶暴化しすぎセブン……??」

「ネーミングセンスが聞きたい……」

「まぁ、簡単に言うと敵幹部だ。漫画でよくある。お前ら、主人公だろ?」

「…………メタ発言しすぎだ作者ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」

ロックが怒鳴った。まぁそう怒るな。

「いや、前々から思ってたけど、この作品色々と問題起こしすぎだろ!!!!!!そして今回はメタ発言かよ!!!!!!何考えているんだ!!!!!!!!!!!!」

いや、しゃーないじゃん。早く話続けて。

「ロック、この作者言ってもわかんないよ。ほっとこ」

「そうだ。こんな奴に構っていると一生後悔するぞ」

「メタルマンの言う通り。ウザい奴は、離れる方が簡単さ」

「わかったわかった」

「(あれ俺無視されてない?)」

「あーーーーー!良い復讐方法思いついたーーー!!!喰らえロック!バスケット〜キックーーー!!!!!!!!!!!!」

サルッキーはロックに向かってバスケットを蹴った。しかし、バスケットはやはりロックではなくメタルマンの方へ。

「(あれヤバくね?)」

ズドォォォォォォオン

メタルマンのヘルメットにバスケットが直撃した。かなり音が響いた。

「⁉︎………」

「………」

「………………今の…………めっちゃ強かったな!!!!!!お前、もしや強者だな?戦おうぜ」

「え?マジ?俺サッカー選手になりたかったんだよ!!!相手してやる!!!!!!」

サルッキーはそこら辺の家具をメタルマンに蹴った。メタルマンも腕を変形させ、銃のようになった。

ズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドン

「わ⁉︎あぶね!!!」

ひゅーーーーーー、ガシャァァン

「ガラス瓶がぶっ壊れた!」

メタルマンは銃を乱射し、サルッキーは部屋中のものを蹴る。

「喰らいやがれ!超必殺!エアコン蹴りアタッーーーーーーク!!!」

ドガァァァァァン

「暴れないでくださいこんな狭い部屋で!」

「凶暴化しすぎセブンの強さを知れーー!」

ズギュンズギュンズギュンズギュンズギュン

「あ、避けられた。足が痛ーーーー!!!」


バァァァァァァァン

カラーノが台パンした。

「お前ら、宿、荒らしたら、飛ぶぞ?お前らの首が」

「「は?」」

彼は2人にタックルした。2人が戦っていた時よりも強い力で、家具どころかドアも吹き飛んだ。

「お前も戦うのか。よし、朝まで勝負だ!!!!!!」

「俺の蹴りを見せてやる!」

「……………………」

ズギュンズドンズドンズギュンズドォォォォォォオン

激しい爆音が響いた。ロックとモコローは避難した。

「宿主も壊してるくね?宿」

「しーーー!そんなこと聞こえたらやられちゃうよ!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る