モコロー 双星のきょうぼう

まめでんきゅう–ねこ

W1 モンスタウン

第1話 モコロー

ある日突然住民たちが狂い始めた!星形の瞳孔に変化した住民たちは星中の食糧や財産を奪い、凶暴化していない住民たちを襲い続けた。

「こっちだ来い!」

ダンボと呼ばれる種族の1人が、赤い球体のモンスターに向かって叫ぶ。

「えっと、ここがモンスタウン?」

赤い球体のモンスターは地図を見ながらウロウロしていた。

「あいつ、見ねえ顔だと思ってたけど、やっぱり引っ越してきたやつなんだ」

「なんだと⁉︎早く助けに行かなきゃ」

プロペラがついたUFOキャッチャーのクレーンのような住民が言った。

「よせ!それじゃ俺たちが殺される」

「でも彼?彼女?は初めてここに来たんだろ?助けてやらなくちゃ」

住民は赤い球体のモンスターに近づいた。

「おいお前こっt」

「うわぁなんだ⁉︎」

赤い球体のモンスターは住民を掴むと、空高く投げた。

「ウソだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ⁉︎⁉︎⁉︎」

「ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ⁉︎」

あまりの衝撃にもう1人の住民が出てきた。

「お前何やってんだよ⁉︎仲間割れなんてみっともないぞ!!!!!!」

「仲間…あ、もしかしてさっきの人、君の仲間⁉︎」

「そうだよ!!!!!!」

「ごめん、つい投げちゃった。僕の名前はモコロー。キャッスルタウンから来たんだ。初めてのモンスタウンだから案内しt」

「お前この状況がわからないのか⁉︎火の海!狂人ども!食糧難!今星中の金が無くなってるから、他星から買うこともできないんだよ!!!!!!ニュース見ろ少しは」

「そうだったの⁉︎ごめん、大学受験でテレビ見てる暇なかったんだ」

「あっそうかよ!!!!!!俺はロック。よろしくな。ちょっとこっち来い」

瓦礫の影に隠れた。

「お前ファイアロン知ってるか?」

「ファイアロン?誰それ」

「ファイアロンは、自称天才発明家。そいつが住民たちを凶暴化させた黒幕なんだよ!」

「そうなの⁉︎なら早く行こうよ!そのファイアロンって人の所へ!!!!!!」

モコローはロックの手を掴むと、走っていった。火の海へ。

「ちょっと、なんでそっち行くんだよ!!!!!!遠回りしてけよ!!!!!!」

モコローはジャンプした。ロックは目を瞑った。

「あっちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!…あれ?」

ロックは目を開けると、なんとモコローは火の海を飛び越えていた。

「お前……、そんなにジャンプ高いのか…?」

「いや、空中で連続でジャンプできるんだ。早く行くよ!!!!!!」

「ゲームみたいな性能だn aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa」

モコローは猛スピードで走り去っていった。

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