”紅葉”狩りに行こう!
出発前夜
GM というわけでクラーラの仲間集めも終わりいよいよ秋になりました。”紅葉”狩りの季節です。PCたちは都市国家ダイケホーンの冒険者ギルドでいよいよその時を迎えます。ダイケホーンのギルド長は「今年ももうそんな季節か……」と言いながらキミたちに夕食を振舞ってくれます。最後の晩餐にならないといいですね。
人妻フィリア 「私、なんならまだ嘘だと思ってるんですが……」もぐもぐ
銃手アンタレス 「嘘っていうか、伝説上のって感じ?」
竜殺しマルコフ 「フッ、それだけの実力がありながら(英雄の)世間を知らないんだな。有名じゃないか」
氷術師クラーラ 「ここの国の人もたいがい信じてないですよ」
女騎士ベルリオージュ 「英雄譚とはそういうものだ、一握りでも信じればそれでいい」
先代超英雄エルフ 「帰って来たか、クラーラ。うむ、みな良い後進を育てているようだな。ふふ、いじめがい…もとい鍛えがいがある。出立は明日になる。それぞれ各自、準備をしっかりしておくと良い」
GM 「 前日に済ませておく準備などがあればここでお願いします。 具体的には〈受益者のシンボル〉をつくるとかですね」
〈受益者のシンボル〉
人妻フィリア 「じゃあシンボル作ってモルガナンシンの紋章書いときましょう」
GM「【古モルガナンシン王国戦域魔導術】の準備に必要な紋章だね。紋章を描かれた味方に事前にかけておいた強化魔法を戦闘中にいつでも適用できる強力な魔法流派だよねー」
人妻フィリア ( カンカンコツコツカキカキ)
銃手アンタレス 「 【ディヴァインウォー】に対応する〈聖印〉はどの神の〈聖印〉を買えばいい?」
【ディバインウォー】
超高レベルの神聖魔法。戦士職の戦闘スペックを跳ね上げることができるが、効果を受けるためには使用者の信仰する神の〈聖印〉を所持している必要がある。
今回のパーティでは導きの神ハル―ラと始祖神ライフォスの神官が使用可能なレベルにある。
氷術師クラーラ 「私はフルシル様の信徒なのでよその神の〈聖印〉を付けるわけには…」
人妻フィリア 「そうですか? お守り的に他の神の〈聖印〉を持つ人も結構いますけど。いえ、強制したいわけじゃないので、つけなくても大丈夫ですが」
竜殺しマルコフ 「そうだな、色々な神の〈聖印〉を集めるのが趣味って奴も見たことがある」
女騎士ベルリオージュ 「気になるなら、自分の信仰する神の聖印を倍持てばいいのではないか?」
竜殺しマルコフ 「同感だな」
氷術師クラーラ 「じゃあ念のため導きの神ハル―ラ様の〈聖印〉を買ってフルシル様の〈聖印〉も増やしておきますか」
聖戦士ミストルティン (……。)←ライフォスの〈聖印〉ではなかったことに少しがっかりしている。
銃手アンタレス 「ん~悩むな……特定の神を信仰するって気分がよくわからないんだよねぇ。いいや、売ってるの全部買っちゃお。普通の〈聖印〉ならそれほど高くないし」
先代超英雄エルフ 「まいどあり~。ささ、地方の小神から大神までよりどりみどりだよ。お姉さんから買っていきな」
氷術師クラーラ (200歳でおねーさんはねーですよ)
竜殺しマルコフ 「……む。俺は必要最低限しか買わないが」
先代超英雄エルフ 「はいよ、あんた踊り子ちゃんとこの子だね。けち臭いところが似てるよ」
竜殺しマルコフ 「無駄遣いなどしていられなかっただけさ。……む、流石に見覚えのない聖印もあるな。この翼が4枚のはどこの小神だ?」
先代超英雄エルフ 「そいつは別大陸のマイナーなやつさね」
女騎士ベルリオージュ 「なんでもいいならライフォスとダルクレムは持っておくといい、何かと便利だ」
『”戦神”ダルクレム』
始祖神ライフォスに刃を向け神々の戦争の口火を切った古代神。
穢れた力を推奨する蛮族の間でメジャーな邪教。
竜殺しマルコフ 「ダルクレムはダメだろ」
女騎士ベルリオージュ 「蛮族と相対した時に持っていると何かと、な。まあいろいろある」
銃手アンタレス 「なるほど……」
銃手アンタレス 「ちなみにオススメの聖印は?」
先代超英雄エルフ 「オススメはこれも別大陸のなんだけど酒の神様がいてね~」
銃手アンタレス 「へぇ~お酒の神さまかぁ。じゃあそれも買っちゃお」
先代超英雄エルフ 「いやあ、いくらでも飲んでも神様のおかげで許されるから宴には最高だよ」
竜殺しマルコフ 「……な、生臭エルフ」
人妻フィリア 「絶対違う気がします……」
銃手アンタレス 「違うの? どっちが本当のこと言ってるのかな~」
人妻フィリア 「今日飲み過ぎて明日動けないなんて言ったら、お母さん怒りますからね!」
銃手アンタレス 「それはそうだね。ぱ~っと飲むのは勝ってから!」
先代超英雄エルフ 「うむうむ、おねーさんはみんなが勝って一皮むけるって信じてるよ。祝いの酒はその時に飲みかわそう!」
次回、エルダードラゴンの封印を解く前に過酷な道のりがPCを待ち受ける!
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