戦域魔導術師 フィリア
GM「4人目の仲間は……」
戦域魔導術師 フィリア「私です。人間、29歳人妻。【古モルガナンシン王国式戦域魔導術】の使い手です」
GM(肩書き長いから読者も覚えられないでしょ。人妻って書いておこ)
人妻フィリア「GM、なにか?」
GM「いえ、何でもないです。それで技能構成のほうは?」
人妻フィリア「導きの神ハル―ラのプリーストで、プリーストとスカウト技能を15レベルたしなんでいます」
GM「コネクションは?」
人妻フィリア「湖の国の
GM「じゃあ導入はミィニエルとの会話からにしようか」
女主人ミィニエル「フィリア、少しお願いしたいことがあるのだけどいいかしら?」
人妻フィリア「何かしら?」
女主人ミィニエル「約半年の長期出張」
人妻フィリア「イヤ。息子と旦那と半年も離れるなんてダメよ」
女主人ミィニエル「そこをなんとか……。知っての通りここ湖の国オルフィードは観光資源だけでなんとか持ってる国なの。他国からの侵略とかに抵抗する術はあまりないけれど、実力ある冒険者はいるってところを見せて他国を牽制しないといけなかったり大変なのよ」
人妻フィリア「それは知っているけど……なんでそれが長期出張になるのよ」
女主人ミィニエル「ちょっとエルダードラゴン討伐隊にいっちょ噛みしてきてほしいのよ」
人妻フィリア「はぁあ!?」
女主人ミィニエル「大丈夫、あなたの戦域魔導術とハル―ラ神の導きがあればまず戦士職の方々が負けることはないわ。このエルダードラゴン狩りは各国要人の間でひそかに注目されているからそこであなたの活躍を見せておけばこの国に攻め入ろうとする他国への牽制には十分なはずよ」
人妻フィリア「相変わらず計算高いのね、貴方……いいわ。受けてあげましょう。」
女主人ミィニエル「ありがとう! 助かるわ」
人妻フィリア「それとちょうどいい機会だから言っておきますけど、観光大国を名乗るならまず国名の誤植をなんとかしなさいな」
女主人ミィニエル「……何の話?」
人妻フィリア「ルールブックのページが変わるたびに国名が間違ってるのを何とかしなさいって言っているの!」
GM&他PL(大爆笑)
GM「うわ、本当だ。全部違う」
Ⅱ323頁-オルファード
Ⅱ330頁-オルフィード
Ⅲ139頁-オルフォード
人妻フィリア「観光パンフレットも『ラクシアの歩き方』も誤記だらけ、計算高いのにそそっかしいところがあるんだからきちんとこう言うのは女主人として監修しなさい! 私がエルダードラゴン狩りから戻る前に全部直しておくことです」
女主人ミィニエル「……わかったわ」
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