第3話 好感度3
その日、俺は明確に理解した。
この感じだと好感度一桁代ではおそらく、なんの反応も変わらないとうことを。
増えた好感度は間違いなく「3」と表示されていたが、氷川の方から何か話しかけられることはなかった。
むしろ、アプリを使う前より、なんだか、酷く俺のことを睨んでいるような気がするが……気のせいだと思いたい。
話しかけてみようかと思ったが、むしろ、話しかけられるような雰囲気ではないので、とりあえず、その日も、特に会話せずに、俺は帰ることにした。
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