第3話:登校時間
俺は朝食で使った皿を食器用洗剤で洗って乾燥機にかけた。ここから学校まではそこまで遠くはないから何時も7時30分に家を出る、今は6時42分だから学校に行くまではまだ時間があるから洗面所に戻ってマウスウォッシュ液で口を洗いだ。寝室に戻り真っ白のシャツと黒いズボンの制服をクローゼットから取り出して着替える。制服に着替えたらリビングルームに行き革張りのソファに座ってスマホを取り出し、お気に入りのスマホゲームをする。このリズムゲーム好きなんだよね〜今流行りの曲がたくさん入ってたりしてプレイしていて楽しい…。俺はゲームに集中したら休憩もせずにとことんプレイする派だから気が付いたときには7時39分だった。
うわっ!ヤバい…急いで出なきゃバスに乗り遅れる!
俺は、スマホをズボンのポケットの中に入れて急いで家から出た。そのまま、勢いよくバス停まで走って向かった。家から出てすぐの曲がり角を急いで曲がろうとしたその時、向かいから歩いていた人とぶつかってしまった。
うわ…まずい、どうしよ…骨折ったから慰謝料払えとかテンプレ的な当り家とかだったら。
俺は、恐る恐る相手の顔を見たが、いつの間にか立ち上がっていて俺に手を差し伸べていた。
「大丈夫ですか?」
俺は手を取らずに自力で立ち上がり「大丈夫です」と言った。相手の男の人は「あ!ちょっと待って!」と呼び止めに来たけどなにぶん俺は遅刻寸前であるためその場を離れて急いでバス停に向かったのだった。
独りの月 黒鏡 しく @kokukyousiku
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