雪が溶けた春 花が散った冬
えびた
第1話 朝
AM 03:12 河見 葵 かわみ あおい
「あ、嫌な時間に起きちゃった」
壁に掛けてある時計は3時12分をさしていた
二度寝でもする…いや眠れそうにもないまだ体は疲れているけど目は冴えていた
シャワーでも入るか…
重い体を起き上がらせ僕は冷たいシャワーを浴びにいった
AM 03:30 佐原田 優羽雅 さはらだ ゆうが
ピピピ ピピピ
アラームのおとがする。
今日は朝から朝刊配達のバイトがあるはやくおきなきゃ
母さんはまだ寝ている。昨日の夜夜勤だったからな…さてはやく支度を済ませて職場にいこう
布団をたたみ朝御飯をつくる準備をしにいった
AM 04:57 昊幹 瑠花 そらもと るか
は???変な時間に起きちゃったまだ寝てから2時間しかたってないのに…
鏡にうつる私は不健康そうな肌に隈ができていた
髪の毛もぼさぼさだな。久々に散歩…学校いくか
何時からか着ていない制服をタンスの角から取り出し制服に袖を通す。半年以上来ていないためすこし埃臭かったけどちょっとそこらへん散歩して学校にいくことにした。
AM 05:03 喜多野 新 きたの あらた
テレッテレッテレーンテレッテレッテレーン
電話がなっている。
「…ったく!誰だよこんな時間に…チッ
…もしもし………親父」
父親からだった。俺は父親が嫌いだ。でも反抗できない、おそくすこしでもおそく高校にいたい
神様が優しくていいやつならさ俺の願い叶えてみろよ
ブツン
父親からの一方的な話をするだけ、こんなに朝早くに掛けてきたのに眠れる気にもならなかった。
今日は遅刻しないで学校にいこう。そう決意し朝御飯を冷凍庫から取り出しレンジで温めた
ヘグシ!!まだ冬だ外も暗くてとても寒い
俺はヒーターをつけにリビングへ移動した
AM 07:42 海蜂 歩夢 みほ あゆむ
…暗い、怖い、いかないで。死なないで
私をおいていかないで……
「あゆむ!!!!朝よ!!さっさと起きんしゃい!!」
「うわぁぁぁぉ!!ちょ、びっくりさせんといてよおかあさーん」
「ならさっさと起きてきなさい!!遅刻するわよ」
「…え、いま何時???」
「7時42分!!」
「やば!!もっとはやくおこしてよ!!」
「起こしたわよ!何回も!」
速やかに制服に着替え1階のリビングへ降りてきた
そこにはテレビをみている父がいた。
「なんだ?歩夢寝坊したのか?ははは!そんなんじゃ社会人としてやっていけないぞ!」
「うるさいなー!!いいの!!!!おかーさんお弁当どこー?」
「あ、歩夢あんた昨日お弁当箱だしてなかったでしょ!?今日はなしよ!!」
「えー!!!???そんなぁぁぁ…」
「ははは!歩夢どれ500円やろう」
「お父さん神!!!!!」
「ほらほらさっさと2人とも出ないと遅刻するわよ」
「はーい!!」
「はいはい。…ほら歩夢、有紀斗にいってきますしてきなさい」
「急いでるから!!!!…ごめん。急いでるから…行ってきます…」
「歩夢!!」
「落ち着きなさい。母さん…そうそう母さん今日は遅くなるから晩飯いらないよ。」
「あら、そう?じゃあお父さんのからあげはなしね」
「うそうそ、すぐ帰ってくるよ」
「ふふふ、冗談よ頑張ってきてくださいね」
「あぁ勿論だよ」
雪が溶けた春 花が散った冬 えびた @tensitixyan
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