ほのぼの

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 たゆたうような

 風に揺れるような

 温かい飲み物をいただいたような

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 あさぼらけ、あるいは曙。

 その別名に「ほのぼの明け」との言葉もあります。

 

 ほのぼののに当てられた漢字は「仄」。

 ほのか、かすかと意味ありますので、それででしょう。


 ほのかといえば、「わずか」「ぼんやり」「少し」。

 それが二つ重なり、なお「ほのぼの」。


 ほのかに明るい。

 心がほのかにあたたまるようなさま。ほんのり。

 うすうす感じる。

(大辞林)


 もともとはやはり、曙、あさぼらけの様子を表す言葉だったようです。


 空が白みだし、ゆっくりと夜が明けてく。


 そっとその時分をしのべば、心を優しくするとの意味が乗せられたのも納得。


 ほんわか、じんわり、そしてにっこり。


 あさぼらけに。

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