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　根回しもうまく

　策略はまって

　にんまりと

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　失われつつある言葉シリーズ③

「そいつは重畳（ちょうじょう）」

　などといっても「はあ？」といわれるだけでしょうが。

　その反応も含めて、自分はニヤリとして自己満足に浸りましょうか。

「重畳」

　この上なくもなく喜ばしいこと。きわめて満足なこと。（大辞林）

「あっぱれ！」

　といえば、誰かをほめたたえる印象受けますが、それはどこか陽気。

　それよりも重厚で、じんわりと、感（かん）に堪（た）えたと湧き上がる。

　「ニヤリ」がやはり似合うと思うのですよ。

　事がうまくいったと報告入ったとき「そいつは重畳」とつぶやいてみれば、時代劇の主人公になった気分を味わえるかも？

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