あだやおろそかに(できない)

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 あなたがいたから

 あのことがあったから

 今の私があります

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 失われつつある言葉シリーズ①


 テレビ時代劇も本当に、少なくなりましたね。

 ゴールデンタイムに毎日見られていたころが懐かしくも思い出されます。


 「あだ」といえば、だいたい良くない意味でつかわれます。

 「徒花あだばな」実を結ばない花、報われない努力。

 さらにおろそか(雑に扱う)にするのだから、どれほどそれを軽く見るのかという。


 しかし、多くは否定を伴い、


あだおろそかにできない」


 あなたから受けた恩義は軽々しく扱うことはできない。


 つい先日、何気なしにニュース見ていたら、インタビューでこの言葉が自然と口から出てきた方がいらっしゃいました。人の人生も背負うような、重いものを感じてしまいました。


 古めかしく、かしこまった印象もあり、普段使いすることはないでしょう。

 でも、恩送りにもつながることと私には見えて、心にとどめています。

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