みやび

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 みやびやか

 あでやか

 和の魅力

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 雅。


 と、漢字で書くよりも「みやび」とするほうが好きです。


 これは語感よりも、ひらがなで書く柔らかさから受ける印象が好きな言葉。


 ネットで語源を探ると「宮ぶ」から来ているそうです。

 辞書(大辞林)では「宮廷風であること。上品、優美なさま。風雅。風流。」とか。


 「雅」の漢字からは「雅楽」「みやびやか」「雅人がじん」「雅号がごう」と、どこか俗世間を離れた、雲の上の貴人様のにおいがほのかに。


 上品で、奥ゆかしく、壇上から下々を眺めているような。近寄りがたいような。


 それを「みやび」とひらがなとしてみれば、えらい人も一段降りてきてくれたような、奥ゆかしさ、うるわしさ、和の持つしっとりとした印象を受けてしまいます。


 あくまでも、わたし個人の印象ですけど。


 漢字にするか、ひらがなか、カタカナか。


 複雑な言葉と文字を操る日本人だからこそ、その情緒の使い分けも楽しみたいです。

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