第4会場03「婿養子先はド田舎でした ~都会っ子伯爵子息の、婚約者が居るから頑張れる畜農奮闘~」

あらすじですべてを語っていて、それ以上はない作品です。

これは決して悪い意味ではなく、読者の求めている部分を的確に示すことが出来ているということです。


豪農男爵家の娘婿になることに決まったイーセリックがお嫁さんであるセフィリシナ嬢の魅力にメロメロになりながら不慣れな農作業に勤しみ、数多の疲労や苦悩をセフィリシナ嬢の魅力によって帳消しにする。

イーセリックの実家からはちょいと微妙な要求を突き付けられるも、それすらもおそらくは物語の絶妙なスパイスにしかならない。


農業にかかわっているということは当然飯テロ要素もあり、農耕馬等や番犬等の存在からもふもふ要素もある。

外れスキル要素の匂わせもあるし、もう全方向に完璧なのでは?


と、いいところしか見つけられない無能なわたしなのですが、一点いちゃもんをつけるとするならば冒頭の主人公とヒロインのいちゃいちゃ成分が足りないこと。

四千字という縛りの中では厳しいのかもしれませんが、コミカライズ原作ということを考えるならばあったほうが良かったのでは?

もうワンアクション、もしくはツーアクション。それがあるだけでもう一段階期待感が上がったと思います。


ともあれ、面白い作品でした。あっぱれ(*´ω`*)






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