自信の無くなった彼女に【女性向け・年上彼氏系】(※タイトル変更可能)

…ごちそうさまでした。

んー?どしたん?

ボーっとしてるけど?


…いや、謝らなくてもいいよ、それより、どうかした?

ご飯、美味しくなかった?


…うん、疲れちゃったのか。

うんうん、そかそか


いいよ、そしたらちょっと休憩してお話しよ

はい、おいで?


むー、普段あんまりこういうの言いなれてないから

キョトンとされると、それはそれで恥ずかしいんですけど?


はい、いらっしゃい

よしよし


……んで、どしたんよ

俺の大好きな人が、そんなしょぼくれちゃってる理由、

教えて?


何かあった?俺じゃ、頼りにならない?

お仕事の事?

うん。失敗?どんな?


うん…うん…うん…そっかぁ

それは大変だったね。


おしつけられて、君のせいにされて…

うん…おかしいし、悔しかったね。


その場に居られたら代わりに俺が怒ってるよ

ん?…うん…うん…


…そういうもんだから。しょうがない、って?

え?うん…


…私にはスキルもないし、仕事出来ないヤツだから

失敗しても、責任押し付けられても仕方ないって?

自信もないし、自分なんてダメダメって?


…んー、そーなのかな?

んー、んーー


あのね?えっと、ちょっと座り直してもらってもいい?

あ、ごめんね…よいしょ…


うん、あのね?

君は最高の女性だよ?


…いや、だからキョトンとしないでって

恥ずかしくなるから


んんっ、…君は最高の女性です。

僕の人生の中で出会ったどんな人よりも素敵な人です。


僕が一番大好きな人です。


うん、その上でなんだけど、

君の事、お仕事の時は近くに居られないけど、

君と一番近くで過ごしてる僕からするとさ


君、頑張ってるよ?

全然ダメダメなんかじゃないよ?


毎日、クタクタになるまでお仕事して帰ってきてくれて

最近は、ボクがご飯作ることが多いけど、

お洗濯とか、お掃除とかもしてくれてるし


家でも、お仕事して頑張ってる事、いっぱいあるじゃん


ん?それは仕事出来ないから家でもしてるって?


んーん、ちゃんと責任もってお仕事してるってことじゃん。


一生懸命に、今目の前にある事、出来てるじゃん。


…だから、自信もっていいんだよ?

頑張れてるよ?


今はまだ、結果に結びついてないけど、

ちゃんと前に進めてると思うよ?


…それにね?それだけ一生懸命になれてる君、

とっても素敵だよ?横にいて、自慢できる彼女だよ


だから、僕の大好きな人が、自分の事ダメだって

そう言ってるの聴いてると、少し悲しくて


でも、君だって一人の女の子で、

横でちゃんと、もっとしっかり支えたくなるんだ。


え?私の事大好きだな、って?

いや、好きだよ?大好きだよ?惚れてますよ?


…だから、ちゃんと頑張ってる君が大好きだよ。


いいじゃん、たまには失敗しても

それでも、君はしっかりやろうって出来てるから、

だからこそ、今凹んでるんじゃん


そこは…ほら…そんな時こそ、俺の出番じゃん、ね?

おいで?ハグしよ?


…うん、大変だったし、疲れたろうし、しんどかったよね。

うん…分かってる…大丈夫、


頑張れてるよ、ちゃんと出来てるよ

いいんだよ…よしよし


今は、いいよ…好きなだけ甘えて

ってか甘やかさせてよ


普段イジっぱりだし、甘えてこないじゃん…ね?


…大丈夫、今は休憩して、明日から、もう一回やりなおしてこ?

君はちゃんと出来る人って分かってるし、信じてるよ


大丈夫、大丈夫…僕がいるからね…


しんどかったね…辛かったね…疲れたね…

よーしよし


何回落ち込んじゃっても、俺は君と一緒だよ

何回自信なくしても、俺が自信つけ直してあげる

何回も、何万回も、俺が愛してるって言ってあげる


もう少し、こうしてる?このままがいい?

いいよ。今日は好きなだけ、こうして……

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る