流星
早坂らいむ
第1話 総ての始まり
「ふぅ…」
溜息をつき、
右手の指に挟んだ煙草からあがる
煙草の煙を眺めながら
ショットグラスに入った
ウイスキーを一気に口に入れた。
「1時26分か…。」
テーブルの上にある
時計を見ると秒針が動いている。
ほんの少しだけ半端な時間まで
起きている事に少し苛つき、
椅子から立ち上がると
窓へ向かいまだ暗い外を眺めた。
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