第32話・当たる人

高齢者施設で働いているとどうしても利用者の急変とか看取りに立ち会うことがある。

なぜか夜間が多かったりするのだが、よくそういう場面に当たる人というのがいる。


統計をとったりしたわけではなく感覚的なものだが、わりと多くの職員がそれを感じている。


続くときは同じ職員のときに数人続いたりする。

もちろん事件性はない。


そういうときに言われるのが


「○○さんがいるときがよかったんだね」


嬉しいような悲しいような、複雑な心境になる。

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