10歳 11カ月 どんなルーティンでも一度サボりだすと終わるよね
2023年 2月〇日
突然だが最近俺は特訓を全然やっていない。
6歳になってからほぼ毎日続けていた特訓をサボりまくっている。
正確に言えば影分身を護衛依頼やら特訓やらに割いてしまっているので特訓が滞っているという表現が正しいのだが、それでも特訓をやっていないというのは明確な覆しようにない事実というやつだ。
それでこの特訓をしていないということに最初は気持ち悪さのようなものを感じていた、なんかこう何とも言えない不快感を味わっていた。
ただ、どうせ気持ちの問題だと思って、それを抑え込んでだ。
そんで気が付いたら、今現在特訓をしていないという事実に対して一切の不快感も気持ち悪さも感じていなくなっていたのだ。
何というか人間、どんだけ続けていたルーティンでも一度サボったりしてやらなくなると、そのまんま流れて行ってやらなくなるものだなって思いました。
めでたしめでたし。
以上
終わり。
てのは、流石に日記として適当過ぎるな。
もうちょっと、色々書いていくか。
特訓をやってないというが、実はまた少し強くなっている。
具体的には影分身出来る数が増えて来たってことだ。
それはそうだという話だな。
ずっと影分身を出しまくって酷使しまくってるんだからな、何なら人生で一番影分身を酷使してるかもしれん。
特訓してねえとか言ったが、ある意味で特訓になってる気はする。
え?
じゃあ特訓してないから気持ち悪いうんぬんはおかしくないかって、それは、アレだよ。
いつもの武術の特訓とか魔法の特訓を異空間でしてないからだよ。
こう、体を激しく動かすような特訓をしていないって意味だ。
俺は影分身を使ってヤミちゃんと本気で殺し合いをしたり、影分身同士で何でもありのガチの殺し合いをしたり、ダークネスドラゴンと影分身で戦わせたり、魔力使い過ぎて影分身が解けちまう程、酷使させたりしてくのが特訓だと思ってるからな。
間違っても影分身を出したりする程度のことを特訓とは言わないよ。
まあいいや、少しは話が脱線したな、そんで具体的にどれくらい影分身を出せるようになったかというと、何とビックリ743体だ。
最近は影分身の数も増えすぎて数えるのが馬鹿らしくなってきていたのだが、せっかくなのでと、正確に数えてみたらこんなにいた。
え?どうやって数えたかって?
それはもちろん、普通に今現在護衛として使用している影分身の数を数えて、異能管理局と警察の教官として使用している影分身の数を数えて、その上で歩ける程度の体力だけを残して全力で影分身を出した結果だ。
あくまでMax数が743体ってだけであって、実際に俺本体が自由に動き回れる程度の体力を残すって考えれば600体程度が限界になるけど、それでも大分影分身出来るようになったなって思うわ。
初めの頃は1対出すだけでもかなりの体力を消費していたって思うと、大きな成長だと思うわ。
この調子で影分身を鍛えていった、夢の4桁目指していきますわ。
後はそうだな、魔石も順調に貯まっていっている。
護衛として影分身を使用してるけど、実際はほとんど戦うことはない、何というか言い方悪いが見栄えだけの護衛って感じだ。
といっても黒と紫色のモヤモヤが見えた時点で海外の犯罪組織含めて、死神だ逃げろってなるらしく、襲い掛かってこないというのはあるので。しっかりと護衛としての役割は果たせていると思う。
まあ、そんな訳で護衛してるけど戦わないし、魔力が勿体ないなって思うんで、護衛中に余った魔力で魔石を作ってます。
一応所有魔力の半分は切らないように気を付けさせてるし、半分程度の魔力さえあればどんな敵が来ても負けない自信があるから、こんな舐めプみたいなことをしてるってだけで、良い子は真似しちゃ駄目だと思います。
多分。知らんけど。
以上
今度こそ終わり。
まあ、成果で言えば影分身もいっぱい出せるようになったし、魔石もいっぱい手に入ったし、お金もいっぱい手に入ったしで、ハッピーハッピーですね。
――――――――――――――――
補足説明
何で主人公、いきなり影分身を出せる数が増えたの?
ズバリ、主人公の影分身をより多く出したいという思いが強かったからです。
前も説明しましたが、この世界は溢れた余剰生命エネルギーと余剰精神エネルギーによって異能が生まれたという設定です。
そして、そんな余剰エネルギーは思い(想い)の力に反応する性質を持っており、主人公の一時的ではありますが特訓をしたいから影分身をいっぱい出せるようになりたいという強い思いに反応して異能【影分身】は成長をしました。
以上
補足説明終わり。
なお、せっかくいっぱい出せるようになった影分身ですが、海外からの依頼が増えたせいで、一切余裕が出来なず、酷使確定というのはご愛嬌。
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