10歳 3か月 学校に犯罪組織が侵入とかテンプレですね(後編)
2020年 6月〇日
さて、前編でクイナちゃんが犯罪組織【異上魔上】を異能【闇喰】を使ってキリリングゴーしたって話なのだが、まあ、そのまんま。本当にその通りだ。
これでもかともはや拍手をしたいレベルでキリリングゴーしてた。
で、そっから詳しく話を聞いたら、どうやら、教室に凶毒が入って来て、上野泰斗は何処だ。殺してやるって正気の沙汰じゃない感じで叫び散らかしていたようで、目とかも完璧に血走ってたから、気に食わなくて異能【闇喰】で喰い殺したらしい。
いや、凶毒の俺への殺意が高すぎるって、どうやら、自分が異能管理局に捕まって秘密裏に始末されるってなったのは全部俺のせいだとか思い込んでいて、そう叫んでいたらしいけど。それでもやろ。
あ、でも、これは後々分かったのだが、凶毒というヤベエ奴を便利な手駒にする為に【異上魔上】は薬物投薬に軽い洗脳をかけてたらしい。
それは正気の沙汰じゃあなくなるわな。知らんけど。
でも、何というか凶毒も哀れだよな、虐められて、異能に目覚めて、異能の力で虐めをしてたクソ共を殺して、思想も危険で幼稚で、他にも気に食わない奴は毒殺しようと考えだして、最終的には国もとい異能管理局から秘密裏に処理しろって命令が出て幼女に殺されるって。
あれ?
なんか、そんなに可哀想に思えなくなってきた。不思議だな。
まあ、俺にはどうでもいいかって、こんな考え方する俺もサイコパス検定ひっかかりそうやな。
知らんけど。
で、話を戻してクイナちゃんは凶毒を結構盛大に殺した後に、何事かと他の人達(犯罪組織のメンバー)が教室に集まって来たらしい。
そんで惨状をみて、凶毒が殺されたことを理解したのか「仲間をよくも」とか「殺してやる」とか「犯してやる」とか「ペロペロしてやる」とか「ハアハア、幼女ハアハア」とか言って襲い掛かってきたから全員殺したらしい。いやロリコン比率が高すぎる。この世界終わってんな。
そんで、殺し終わった後に、廊下を見てみたら、上野泰斗の異能を無効化にするって何故かひらがなで書いてある紙をもって結界を張ってるオッサンがいたから、ついでにキリリングゴーしたらしい。
何というか納得はした。
なるほどって、感じた。
ただいいたいことがあり過ぎる。
何でクイナちゃんはそんな簡単に人をキリリングゴー出来るの?
しかもキリリングゴーしといて結構冷静なの?何で?
一応凶毒って学校の先輩だったよな?よくキリリングゴーしたな?
ほんで何でクイナちゃんは異能を使えるの?俺使えんかったのに。
そんで、人を盛大にキリリングゴーして、褒めて褒めてはサイコパス検定一級確実だよ。
後は、最後の上野泰斗の異能を無効化にするって何故かひらがなで書いてある紙をもって結界を張ってるオッサンがいたから、ついでにキリリングゴーしたらしい。
これマジでおかしって殺意の沸点どうなってるんだよ。低すぎるだろ。
いやまあ、結果論でいえば、こいつが俺の異能を無効化していた犯人だし、殺されて当然ってレベルで悪に手を染めている屑だったよ。
それでも、判断が早すぎるよ。光の速さでキリリングゴーしてるって。
以上
終わりって、流石に適当過ぎるな。
しっかりとその後について真面目に説明をすれば、廊下に出てクイナちゃんのキリリングゴー事件からの、俺のナデナデが終わった後、さっき説明した通り、クイナちゃんから諸々の説明を受ける訳だ。
なるほどねって納得しながら、その足で先生の所に向かって異能管理局と警察を呼ぶ。
異能管理局の方には俺の名前出して、上の者を呼んでくれって形にして、異能管理局側からクイナちゃんの師匠である金髪のお姉ちゃん、警察側からは筋肉の化け物が来た。
全員知り合いって思いながら、事情説明をしていく。
俺が洗脳した2人のオッサンは普通にそのまま逮捕。
クイナちゃんが喰い殺しちゃった7人は、しょうがないから、いいよってことになった。
犯罪組織【異上魔上】ってのはそこれそ吐き気を催すような邪悪だし、凶毒だって未成年だけど指名手配犯だ。
何ならクイナちゃんに賞金あげるねって感じで1000万程渡されてた。
小学生にそんな大金を渡すなよって思ったが、まあ俺は何十億とか貰ってるし、今更だな。
一応事情聴取を取らないといけないんで、俺とクイナちゃんはそのまま異能管理局へゴーするわけ。
そこで偉い人やらエロい人とお話をして、俺が異能を使って2人を無傷で拘束したのは割と問題ないけど、やっぱりクイナちゃんがキリリングゴーした件は問題になった。
この世の中には心ない人が大勢いるし、下手にクイナちゃんが異能を使ってキリリングゴーしましたって情報が出たり、名前出さなくても、未成年の少女が異能を使って凶悪な犯罪者を7人も殺したって事実だけでその少女を殺せって、危ないだろって思想が出る可能性は充分にある。
だから隠蔽しました。
クイナちゃんがキリリングゴーした場面を見たのはクラスメイトと先生だけ。
こんなことを言ったらアレだけど、どうとでもなる人数だ。
適当に俺の闇魔法で洗脳して記憶を忘れと命令をさせて忘れさせました。
もちろん、記憶を忘れさせた後はしっかりと洗脳は解除したよ。
流石に洗脳をそのままにする程俺の精神は狂ってわないよ。常識ぐらいありますよ。多分。
以上。
今度こそ終わり。
後、これは蛇足だけど、俺が捕まえたオッサン二人から洗脳して聞き出した情報を元にすぐさま異能管理局と俺の分身(闇闇モヤモヤ形態)で犯罪組織【異上魔上】に突入したけど、もぬけの殻だった。
手掛かりになりそうなものとかも使えそうな資料とか本当に一切何もなかった。
どうやら犯罪組織【異上魔上】の方が一枚上手だったようだな。
いやはやいやはやですね。
結局、小篠さんが何故狙われていたのか、小篠さんを殺そうとした人は誰なのか?俺の異能が闇系統だと勘違いしていたのは何故か?
そもそも何故俺を殺そうとしていたのか?
結局、凶毒はどうなったのか?
分からないことだらけだけど、まあ、何とかなるやろ。
だって、俺は世界最強だからね。
――――――――――――――――
補足説明
おいおい、何故小篠さんが狙われていたか?
何故主人公の異能を闇系統だと勘違いしたのか、諸々の説明をしますので安心してください。
ネタバレになるので今はまだ言いません。
更なる補足説明として主人公の異能を封印した異能の詳細も一応出しておきます。
異能【半径100メートルの異能無効化結界「単体」】・・・無効化したい異能の持ち主のフルネームと異能を無効化という内容をひらがなで紙に書いて結界を張ることで半径100メートルだけだが、対象者の異能を無効化出来る。
なお、異能無効化中は一切身動きをとることが出来ず、また異能を無効化している間は常に軽く走っているような疲労に襲われる。
※この作品において、異能は結構複雑な形を持っていることが多いです。その理由としては大分前に補足説明しましたが。異能は余剰エネルギーが人間の願いをランダムに叶えている結果のようなものなので、そのランダムは本当にランダム過ぎる上にめちゃくちゃなので、よく分からないクソみたいな異能が結構な頻度で出てきます。
因みに、余剰エネルギーが世界を壊さない防衛反応のようなもので強すぎる異能(不老不死とか世界破壊とか異能強奪)等は生み出しませんが、同じ感じで防衛反応的なもので異能を授かった瞬間に自分の異能で即死みたいなのもないようになってます。
例えば凶毒という異能を授かった瞬間に自分の毒で即死する可能性があるので、そういうことがないように毒に対する耐性も一緒に得ますし、筋肉量倍加等も科学的に言えばおそらく死ぬ危険性がある異能ですが、そこら辺もなんとなくそれっぽく大丈夫なようになります。
とどのつまりご都合主義って奴ですね。
因みに主人公の肉体が人間を辞めてるレベル強化されてるのは、主人公の精神が異常&魔力量多すぎ問題によって、尋常じゃないレベルの余剰エネルギーが常に体の内部溜まっている&放出されていることとなり、更に影分身を出すから余剰エネルギーが空中に散布されたり、消費されたりまあ、めちゃくちゃに余剰エネルギーが行き来するような環境に身を置いてました。
そんなこんなで気が付いたら余剰エネルギーが勝手にコイツ頑張って体鍛えてるし、強くしてやろうみたいな感じで強くしてった結果です。
もう一つ理由をつけるとすれば、精神が余剰エネルギーを生み出しまくれるレベルで強靭?狂人?なのに、肉体の方は貧弱。
という訳でそんな狂人、ゲフンゲフン、強靭な精神に引っ張られる形で肉体も余剰エネルギーの力で無理やり強靭になったって感じです。
私的に後者の理由の方が整合性は取れてそ。
因みに肉体が根本的に余剰エネルギーによって別の異質なものに変化しているので、主人公の肉体になにかしらの異能とかをくらっても基本的には何も問題はないですね。
以上、補足説明終わり。
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面白いと思っていただけたら星やハートを頂けると嬉しい限りです。
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