シンサーガシリーズNo.12

第2話 そういう時が来た

　聖ジョルカ王国の宮廷魔術師見習いショルイカ・マーキス、老剣士アロソーが同行者。

　旅先にある一面、５人組の男性が少女から財布を奪った一面。

　シン

　「確かにそうかもしれない、でも他とはない、だけど死は親しい友達だ、きっと誰もが通る、最初のただ一回、それは前に歩く、それはいかなる時も等しい、受け取るといい」

　ナイフを渡した。

　全員が見る、少女はナイフを握る、この５人組にナイフを向けた。

　シン

　「それはそうかもしれない、でも他とはない、だけど死は親しい友達だ、きっと未来は神に勝る、きっと楽園は現れる、誰よりも美しい、それは聖域を守る、いかなる戦いも認める、唯一の剣が許す、いくといい、貴女の戦いだ」

　戦い、この一人に刺さるナイフ、引き抜いた少女、四人は少女を殴る、少女はナイフに一人を切り裂いた。

　３人は少女と争う。

　シン

　「それはそうかもしれない、でも聖域とは犯す全てを滅ぼす、きっと神に勝る、誰よりも美しい、きっと未来に楽園は現れる、誰よりも時は短い、それは乙女の時間は短い、きっと聖戦は祝福する、きっとホーリーは現れる」

　女性、少女、幼女全員はシンを見つめる。

　戦士にする言葉遣い、ナイフを握る少女は戦士と化した。

　５人組は最後まで争うも皆殺しに終わる。

　シン

　「勝利だ、これが楽園だ、君の聖戦は誰も犯さない、神も遠退く、これが楽園の証だ、これがホーリーだ、良かったね」　

　言葉に戦士にする力、この位が変だと判断した老剣士。

　この後に盗賊団の根城が縄張りの町に入る。

　シンは兵士の前に絶対統制を朗読、敵前逃亡を朗読、指揮系統を朗読。

　シン

　「最初の剣を取りなさい」

　頷いた。

　様々に演説、勇猛を演説、私生児を演説、将軍の剣を演説。

　シン

　「そういう時が来たんだよ、さあ」

　理解した老人達は武器を握る。

　盗賊団の根城、兵士、老人、他の武器を握る様々。

　シン

　「真正面の門は無視していい、根城の左右から梯子に攻める、間合いは梯子、射程は支援、兵同士に楽を競え」

　この指揮、作戦、盗賊団の根城は攻防戦の渦中、真正面のシン、老剣士、宮廷魔術師見習いは眺める。

　この戦い、戦場に兵を集める将、言葉、演説に軍を築く。