第3話 レベルアップとランダムチケット

どれくらいの時間がだっただろうか。あたりにはあたりにはまだ体温の残っているオーガの死体が散乱していた。

 「ハァハァやっと死んだかクソ野郎どもめ!」

 そのまま彗は床へと倒れ込んだ

その時

 【レベルが1上がりました】

 【レベルが1上がりました】

 【レベルが1上がりました】 

 【レベルが1上がりました】

 【レベルが1上がりました】

 【レベルがこの世界における一定条件に達したためスキルと魔法が解放されました】

 

 慧はこの階層に上がる上がるまでにレベル5まで達していたため一定条件はレベル10のことだろうと予測をつけた。だか、【この世界】とはまるで違う世界があるような思わせぶりであったがオーガとの戦いにおいての極限まで蓄積された疲労によって思考は強制的に遮断され、強烈な睡魔が襲ってきた。————————



————— 「はっ!俺は寝ていたのか?ならどれくらい寝ていた?」

 幸い慧が寝ている間に魔物に襲われることはなかったようだ。周りを見渡してみると宝箱があって開けてみるとランダムチケットなるものが6枚入っていた。よくわからなかったが親切にも説明が裏にしっかりと書かれていた。

 【商品名:ランダムチケット(⭐︎⭐︎)

   内容:スキルや魔法が最上級 

ものから最下級のものまで、また伝説の武器から鉄屑まで出てくるほぼガチャ

  使用方法:食べるって言いたいと

       ころなんですけれど 

       破るだけでも使えま

       す。ワイルドな感じで

       スキルが欲しい人は本

       商品を噛みちぎってく

       ださい。ちなみに、丸

       呑みしてしまうと効果

       は出なくなります。も

       しかすると

       噛みちぎるといいもの

       の出る確率が上がるか

       も…

   値段:十万円】

 ん〜ツッコミどころが満載なんだけどどこから突っ込もうか?まずは値段がなんでダンジョン産のものに書いてあるんだ?しかも日本円。あれかここ作ったやつって

違う店で買ってきたやつをそのまま自分の店で作りましたって置いとく感じの人なのか?しかも値段が結構高い。使用方法については…うん置いておこう


 とりあえず慧は一枚のランダムチケットを破ってみた。すると目の前にたわしが現れた。


 「まあ。1回目だしねまだ5枚も残ってるしね」


 とりあえず自分に言い聞かせるようにした。


 2枚目 たわしが現れた。


 3枚目 たわしが現れた。

 

 少しイライラしてきた

 

 4枚目 たわしが現れた。

 

 もうまじで噛みちぎってやろう

 

 5枚目 ティッシュが現れた。


 ブチッ

 

「ふざっけんなよ。ほとんど変わんねえじゃねえかよ。なにが噛みちぎったら確率が上がるだよ。クソッタレがー」


 もうどうでも良くなりながら6枚目をちぎった。

 

 6枚目 今までとは違い目の前に四角い窓が現れた。

 そこにはスキルと魔法の二つの欄がありスキルのところにNew゛アイテムボックス(中の上)″と書いてあった。

 

 これはステータスボードか?それにしてもアイテムボックスか。便利だな意外といいものが手に入った。にしても中の上ってもう大で良くないか?やけに細かいな…

 

 そのようなことを思いつつアイテムボックスのところを押してみたがなにも起こらなかった。ついでにアイテムボックスと言ってみたものの効果がなかった。だからとりあえず放置することにして次の階層に行くために準備体操をしてみると先ほどとは比べ物にならないほどの身体能力であった。

 

 「これがレベルアップの恩恵か」


 一通り調べ終わったあと次の日階層へと慧は足を進めた。

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