2-8 「叙述トリック試論」と物語論の邦訳状況への応援コメント
そんな人間がいるかどうかという話をするのなら、トリックが本格化すればするほど登場人物は書割的でマネキンの人形劇みたいになるので、そこを気にする必要を感じなくなってました。
そういえば、少し前に見た『オッドタクシー』というアニメで、広義の叙述トリックともいえる謎を描いていた事、思い出します。
「マンガの画力が有る無い議論」にも通ずる部分がありますね。
シーンの全体像の評価には、まずイメージ能力とデッサン能力とレイアウト能力を個別に論ずるべきなのに、ネットでは誰もそれをしない。
分かっててもそれをするのは面倒なんだろうと思うんですが、中にはただの知ったかぶりで画力の有る無しだけで通す人もいるから厄介だなと。
2-7 「どんでん返し」としての「叙述トリック」への応援コメント
クイズを解きたい時に、本格や新本格は楽しく読めるから好きです。
無理に探偵役出してもらわなくともいいやという気分なんかには、1ページクイズか星新一読んだりしますね。
2-5 「新本格」以降への応援コメント
知識量が足りずに振り落とされました。
緻密な考察を前に、自分は典型的な考えずに読むタイプだと実感せられます。
前に偉そうに書いた事を恥じつつ、続きも楽しみに読ませてもらいます。
作者からの返信
まだまだ先は長い感じなのでとりあえずがんばります。
2-4 一九七〇年代の「叙述のトリック」への応援コメント
割と最近の単語なんですね、叙述トリックって。
こうして実例を挙げてもらって、驚きました。
1-3 「信頼できない語り手」と「叙述トリック」はどう違うのか?への応援コメント
三人称もある意味信頼できない語り手(作者自身)ですから、叙述トリックにカテゴリしても、問題ないかと。
叙述トリックで唸るほどうまいと思った作品は、貫井徳郎の『慟哭』でした。
作者からの返信
お読みくださりありがとうございます。いちおうこれから
「三人称とはどういう意味か」
「信頼できない語り手とはどういう意味か」
「三人称はホントに作者自身によるものなのか」
「DOUKOKUのような方法はいつ頃から始まったのか」
というようなことも、ジックリタップリ説明してゆく予定ですので、よろしければお付き合いくださいませ。
3-5 「プロット」の話への応援コメント
プロットって何だろうとずっと不思議だったので、興味深く読みました。
あらすじだという人もいれば、物語とシーンの設計図だという人もいて、混乱します。
外来語で原義とずれた意味でそれぞれが便利に使った結果こんなふうにとっ散らかる事は多いですが、どこかで一旦意味を狭めておかないと、他人に伝えづらいなとは感じます。
宗教における愛とか、災害は神の愛なのだと言われても、いや災害は災害でしょうと。
あるライトノベル作家さんなんか、シーンとセリフを全部書いたのがプロットと言っていて、それはもうシナリオではないかと思ったりもします。