【平崎兄妹編 最終回】大学内でも妹と遊び放題

 妹のりんと一緒にいたいという理由だけで、凛と同じ看護系の大学を目指すことにした俺。


それを両親に話したところ、両親は訝しんだ。


俺が急に看護系の大学を目指すなんて言い出したからな。怪しむのも無理はない。

それに、俺の学力的に厳しいと思っているんだろう。


賛成されないのは予想済みだったので、凛も同席させておいた。

凛が説得したところ、両親は納得した様子だ。凛の言う事は信じるのかよ。


合格するには、一生懸命勉強しなければならない。

俺は凛に勉強を教えてもらいながら、息抜きに凛で発散した。


凛も復習しながら、気持ちよくなれる。俺達はウィンウィンの関係なのだ。



 時は流れ、受験シーズンになった。

凛は推薦で楽々合格、俺は一般でギリ合格したと思う。自己採点の予測だが。


一般は学力だけで何とかなるのが幸いだった。

面接であれこれ訊かれても、答えられる自信がないからな。


兄妹が同じ大学に合格したことにより、当初の予定通り

2人で暮らすことになった。これで自由気ままに生活できる。


とはいえ、看護の内容は難しい。聴いた内容を、自習室で復習しないとな。

……その前に息抜きしておこう。



 俺は大学の自習室に凛を呼んだ。俺に気付いた凛は、隣に座る。

俺達はなるべく同じ講義にしているが、好みやゼミの関係で常時一緒ではない。


凛が座ってすぐ、俺は凛の下を攻めることにした。


自習室の隅の方にいるから、ぱっと見じゃ何をやってるかわからないはず。


「…お、お兄ちゃん。ここ、大学だよ…」

小声で話す凛。


「そんなことはわかっている。だからだ…」

当然だが、ここでの会話は小声になる。


自習室には、真面目に自習している人が2人いる。


「真面目に勉強してる人がいるから、迷惑をかけるなよ。凛」

凛は黙って頷いたが、足が小刻みに動いている。…感じているな。


変わらず攻め続けた結果、凛は必死に声を押し殺していて辛そうだ。

凛の感じてる顔は俺のご褒美だから、もっと見せてくれ。


だが、このまま耐えられるのもつまらんな…。

俺は空いている片手で、凛の胸を揉んだ。


「あ♡」

喘ぎ声が出たので、慌てて手で口を塞ぐ凛。胸を攻められるのは想定外か?


自習している2人がこっちを見てきたので、俺が頭を下げて謝った。


「おい、何やってる? 迷惑をかけるなって言ったろ?」


「ご…ごめんね、お兄ちゃん」


このまま凛を攻め続けても良いが、勉強の時間が減っちまう。

今は息抜きだから、この辺にしよう。本番は家でやれるしな。


「さて、復習を始めようか」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る