私のことは放っておいて
KT
第1話
体育の時間、ボールに激突したおでこが痛む。私の名前は、時風千春(ときかぜちはる)。高校2年生だ。今は体育の時間でソフトボールをしている。
男女別で練習試合をしていたはずが、なぜか男子のボールが飛んできて頭に直撃!!
私は、生まれつき運動神経が悪くよくどんくさいといわれる。
なので、私にとってこの体育の時間は地獄の時といってもいい。
そう今だって、、、おでこにボールが直撃した私を見て、端のほうでサボっていた陽キャ男子たちが私を見て笑っていた。
「なんでいつもお前体育になると目立とうとすんだよ!(笑)」
「今の奇跡の瞬間カメラでおさえたかったわ!」
そんな笑い声を無視して転んで泥がついてしまった体操服と手を洗いにゆっくりと水道のほうへと歩いて行った。
水道はグランドから離れたところにあるためみんなの視線が届かない。それをいいことに私は、のんびりと手を洗っていた。手を洗い終わりみんなのところに戻ろうとしたとしたときにタオルがないことに気が付いた。
「あっ!タオル教室に忘れてきちゃったんだ、、、」
しかたないので自然乾燥で手を乾かそうとしたとき
「タオルわすれちゃったの?」
掠れまぎれの優しいこえが私の後ろからきこえてきた。
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