第95話「工場攻城戦3」
【同日 14時23分 富野産業工業地帯 工場2F】
二階は管理室などに接続された、広めの空間だ。
僕は目につく扉を順番に開けていった。
「おい! 誰かいるか!」
礼音 「違う、この部屋じゃない」
ひさぎ 「ねぇ、こっちに資材倉庫があるけど」
「ほんとかっ──うげ、障害物だらけで奥が見えないな」
礼音 「資材倉庫だからな。ゾンビも3匹ほどいるが」
ひさぎ 「いいわ。ちょっと中、見てきてあげるわ」
欠伸混じりにゆるく、来栖崎は資材倉庫にいるゾンビへと歩き出した。
■■─────────バトル────────■■
ひさぎ 「無人よ、無人」
礼音 「はは。三匹のゾンビなど……物の数ではないのか」
ひさぎ 「は? もとからですけど?」
「ありがとう来栖崎。けどこの部屋で二階は全部か」
礼音 「ならこれで心置きなく三階だな」
「ですね、急いでアドのケツを引っ叩きにいきましょうッ」
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