第32話「バリケード修復作戦3」

【同日 15時08分 デパート1F エントランス】


アド 「おまた! 修復まもなく終わるぜ! でも外の二人は……」

    「悪いが正規の入り口から中に戻るよう指示してくれ! 他に手はない!」

アド 「新入りくん厳しい!」

修理班 「バリケード修復、滞りなく終わりましたッ!」

  「よし! アドは修復班の二階エントランス撤退を誘導! 修復班の撤退後は総員で内部ゾンビの掃討、これで終わりだ!」

一同 「了解!!」



■■─────────バトル────────■■



アド 「はぁ……はぁ……」


最後のゾンビが倒れ伏す音と、少女たちの荒い息遣いがエントランスに響いた。


   「……ふぅ」


僕は手すりを握る拳に力を入れる


   「作戦終了だ。皆、ありがとう」


ありがとうじゃないよ、お疲れだよ。

そう訂正するアドの笑顔が、いつにもまして眩しくみえた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る