第83話
───────何も無い真っ白な空間。
そこに居るのはある世界を作り上げた神だ。
朝もなければ夜もない、しかし気分で様々な色や景色に変えられるなんとも不可思議な空間は、この神の為の、過去でも現在でもない場所である。
この神はつい最近まで、とある世界で発売されていたゲームと同じ世界を作る、という箱庭遊びにハマっていた。
が、ひとつの弱すぎる魂が原因でどうでも良く、端的に説明するなら面倒に、なってしまっていた。
機嫌悪く居た筈の神は現在、
それは、別の世界で死んだ人間の魂を弱かった魂と入れ替えた結果、ゲームとは違うが面白く観察出来る世界になったからだ。
神にとって人は、どうでもいい、蟻のようなもの。
そして、悠久の時を存在する神にとっての最大の敵は、退屈だ。
ちなみにこの神、言動からある程度の察しはつくだろうが、人間で言うと小学生程度の成長しか出来ていない精神年齢の幼い神である。
故に飽きっぽく、ブームはコロコロと変わる。
なおこの箱庭世界を作る前にハマっていたのが、とある世界で発売されたゲームだと言うのだからその幼さは計り知れない。
くすくす、と楽しそうに笑いながら、神は呟いた。
『せっかく外堀も埋まったし、それしか道がないようになってたのに、そんなに運命から離脱したいのかな?』
存在を認められ、必要とされ、そして自分でも前向きに進もうと、頑張ろうとしていた所だった筈だ。
大事に大事に、道程を全て分かりやすく示されていた筈なのに、無責任に逃げようとするなんて。
『無理だって分かってるくせに、ばかだなぁ』
賢人由来の無意識な危険信号が出たのかもしれない。
もしかすると、いつもの現実逃避だろうか。
それともただの気の迷いか、気まぐれか。
何だろうとそれを、この神が許す訳がないのだけれど。
『もうちょっと周りの人間の知能下げておけば良かったかな?』
何度も言うが、神にとって人は蟻同然。
人々の命や想いなど、どうでもいい物のうちのひとつ。
故に、神が気まぐれに、こうしたらどうなるだろう、こっちの方が面白そう、などと思った事は今まで勝手にこっそり、色々と追加して来た。
例えば、とある誰かに別の世界の記憶を植え付ける、誰かの思い込む力を強くするなど、どれも神にとっては些細な事。
だが、どこかで確実に“物語”に変化を齎す要因となりそうな何かだ。
それは、地球で言う二次創作の、オリジナル主人公の物語をリアルタイムで作りながら、観察しているような。
くすくす、くすくすと子供のように、神は笑う。
『ほんと、ばかだなぁ人間って』
だからこそ、面白いんだけど。
誰にともなく呟かれた言葉は、反響する事もなく消えていった。
「旦那様、どうなさいましたか?」
ふと気付くと、執事さんが心配そうにこちらを見ていた。
あれ?
なんだろう、なにか、重要な話をしていたような。
「ふむ、なんだったか」
ていうか、ここどこだっけ。
えっと、あぁそうだ、ジュリアさんの部屋だ。
そこで確か、ジュリアさんの衝撃の事実を知って、久しぶりに人間らしく泣けて、それで、執事さんが来て…………、それで……?
あれ、……思い出せない。
そんな独り言に、執事さんが律儀に答えようとしてくれた。
「あ、はい、……ええと、申し訳ございません、わたくしも上手く思い出せず……」
「……なるほど」
困ったように眉を下げる執事さんの姿が、普段は見られない貴重なものだとは理解出来たが、今はそれどころではなかった。
むしろ、謎の焦燥感に駆られている。
何故だろう。思い出そうとするけど、モヤが掛かったように何も出てこない。
確かに何か、とても大事なことを話していた筈なのに。
そして、本能が警鐘を鳴らしている。これ以上は危険だと。
頭の隅で、何かにホッとしている自分と、どうしようもない怒りみたいなものに声を荒らげたくなっている自分の存在に気付く。
何かを忘れている。
賢人である私でさえも何かを忘れさせてしまえる大きな存在。
それはもう、ひとつしか考えられなかった。
確かめる為にも、執事さんに声をかける。
「……アルフレード、前後は思い出せるか」
「確か……ええと、旦那様が、こちらで奥様の部屋へ…………っぐぅ!?」
思い出そうとした執事さんが、痛みに表情を歪めながら膝から崩れ落ちた。
脂汗をかき、息を荒げながら頭を押さえるその姿に、慌てて声をかける。
「……無理をするな」
「な、なんですか、今の痛み……」
「……どうやら、なんらかの干渉をされたらしいな」
「干渉、ですか……!?」
「あぁ」
やっぱりそれ以外には考えられない。
そしてそんな私達を嘲笑うかのように、私は薄らぼんやりとだが、何があったのかを思い出した。
内容は全く思い出せない。だが、執事さんに何かを問われて、それに答えようと覚悟を決めたのだ。つまり、覚悟を決めるくらいには本当に重要な話をしていた筈だ。
なんと問われたのかすら思い出せないが、わたしと執事さんの間で覚悟を決める事なんてひとつしかない。
『わたし』についてだ。
ということは、本当のことを話そうとしたのではないだろうか。
そして、それは何も無かったことにされた。
じりじりとした焦りに思考を加速させる。ふと、刺すようなこめかみの痛みと共に、子供のような声がフラッシュバックした。
───それは反則だよ?───
あぁ、そうか。
「……お前か……!」
腹の底から湧き出したのは怒りだ。
どうしようもない怒り。
今まで怒りに支配されても表に出たことのなかった魔力が、つい出て行ってしまうくらいの。
腹の中でふつふつとしたそれは、そこでそのままぐるぐると回っていて妙に気持ちが悪い。
途端に、部屋のあちこちから軋むような音がした。
「旦那様、申し訳、ございません、魔力が、っ漏れております……!」
「……すまない」
「いえ、こちらこそ申し訳ございません……」
執事さんの声で慌てて無理矢理に怒りを押し込めながら謝罪する。
記憶を探れば、こちらの記憶は“どんな内容を話そうとしたのか”という部分のみが抜け落ちているだけのようだ。だがそれは予測出来てしまったから、私はほぼ思い出したようなものだろう。だけど。
彼は、執事さんは、一体どこまで忘れさせられてしまったのか。
何者かは『わたし』という存在が誰かに知られることを望んでいない。だからこその暴挙。
そして、そんなことが出来るのは、わたしをここへ連れてきた神くらいなものだろう。
もしかすると執事さんは他にも何かされてしまっているのではないだろうか。そこはかとない恐怖に怒りが混ざり、もう訳が分からない。
知識の通りなら、神とは全能の存在だ。
もしも、また『わたし』を明らかにしようとしたその時、こんなにも人間を人間とも思っていないようなものが一体何をするのか想像したくもない。
確実に、今以上の何かをして来るだろう。
気付いてしまったそれに、無理矢理に抑えた苛立ちがまた、どうしようもないほどに募る。
つまりは、人質だ。
私に関わる全ての人々は、私を従わせる為の人質なのだ。
世界が理不尽な事は知っていた。
こんなにも優しい筈がないと理解もしていた。
だけど、いくらなんでもこれは酷過ぎないか?
私は、『わたし』は。
誰かの記憶に存在する事さえ許されないのか。
神よ。
てめぇ絶対許さねぇからなどんな手を使ってでも全力で殴ってやる!!!
「だ、旦那様、あの、すみません……!」
「む……、またか、すまん」
何回も何回も本当にごめんね執事さん。
顔色を蒼白にさせながら、それでも不思議そうな執事さんに罪悪感しかない。
必死になって抑えつつ、自分自身にも落ち着けー落ち着けーと言い聞かせた。
「いえ、一体、どうしたのですか……? 何が……?」
ごめんね執事さん。マジで意味分からんよね。私も意味分からんけどさ。
でも、神に何をされたのかなんて彼に言う訳にはいかない。言った事で何が起きるかが分からない今、それは悪手だ。
細かい事はまた落ち着いた時に考えることにして。
誤魔化すみたいになってしまうけど、それでも絶対に彼には言っておかなくちゃいけない事を、今は頑張って言葉にすることにした。
「枯木病は、隣国の工作員による大規模な無差別殲滅作戦だった」
この事は、このジュリアさんの事だけは伝えておかないといけないから。
「な……!?」
目を見開いて驚いた後、執事さんは真剣な表情をして、居住まいを正す。
その様子を視界に入れたまま、紅茶のカップを手に取り、口に含んで口の中を湿らせてから口を開いた。あ、この紅茶めっちゃぬるい。これも神のせいだな、クソが。
「彼女はそれに巻き込まれたのだ」
「それは、……どういう事なのか、お教え頂けますか」
「あぁ」
掻い摘んで、経緯を説明する。
あの病気が呪いで、どうやって感染し、広がっていったのか。
隣国の目的と、今、その呪いがどうなっているのか。
水の精霊王さんの情報だから信頼出来るものだと前置きしつつ、一通りの説明を終えると、執事さんの顔面が物凄い事になっていた。
今まで見た事のない程、怒りに満ちたそれは酷く苦しそうで、それから、悲しそうだった。
「ふざけている……! あの病で、一体どれだけの犠牲が出たと……!!」
あの時私が感じた憤りと悲しみと、どうしようもないやるせなさが、わたしと同じかそれ以上に、表情から伝わってくるようだった。
話を逸らす為にこの話題を出した手前、罪悪感で泣いてしまいそうだ。泣けないけど。
手袋をしているのに、ぎゅり、という音が聞こえてくる程に握り締められた執事さんの拳から、微かに鉄錆のような匂いがした。
もしかして、怪我でもしているのだろうか。一体いつの間に?
そう思った次の瞬間、執事さんが天井を仰ぎ見た。
「シンザ! 居ますね!」
「はいはいーっと、話は聞かせて貰ったよー」
かと思えば怖い顔で隠密さんを呼んで、そして、なんの気負いも無く呼ばれた隠密さんが天井から降りてきた。
「…………」
驚いて少し声を漏らしてしまいそうになったけど、振り返ってみると確かに、隠密さんの気配がずっと近くにあったという事に今更気付く。
確かに今までそれどころじゃなかったけど、ずっと居たのにツッコミすら入れずに誰かが呼ぶまで待ってたとかどういう事なの。
かといって、言及する事も出来そうな雰囲気じゃない。変な人になるもん。無理。
「隣国の上層部、出来る限りで構いません、調査をお願いします」
「あんたが命令しなくてもやるよ、旦那サマのご意向なんだろ?」
何か言いたい事はあったはずなのに、何も出てこない。
「んじゃあ、俺はまず手始めにこの国で隣国の情報集めてみるよ、伝手を探す事から始めないとだからね」
「すまないが、頼んだ」
「旦那サマからの信用を勝ち取る為だし、気にしないで良いよ!」
物凄いドヤ顔で親指を立てて来たんだけど、なんか腹立つ顔してるのでシバキたくなってしまった。
しかも言動も地味に気持ち悪いしね。このオッサン。
だけどツッコんだら負けな気がしたのでスルーしようと思います。
「では、何か分かれば報告を」
「はいはーい、任されました! んじゃ、いってきまーす」
隠密さんが音も無く消えるのとほぼ同時に、執事さんが口を開いた。
「では、わたくし達は食堂へ向かいましょう。ご案内させて頂きます」
「分かった」
そして私達は隠密さんを見送ることなくスルーして、いつもと殆ど同じように、執事である執事さんの案内で食堂へと向かったのだった。
その後、何事もなく到着した食堂では、既にオーギュストさんのお母さんが席に着いていた。
私が来るのを待っていたのか、食事に手を付ける事もなく、にこにこと笑いながら。
昼食に遅れてしまった謝罪をしたけれど、彼女は余り理解していないようだった。
やっぱり、主治医の先生のお話を聞いておきたい所である。
私をオーギュストさんのお父さんだと思い込んだまま無邪気に笑う彼女は、なんというか、見てて悲しくなる。
それから、心に地味なダメージを喰らいながらも恙無く昼食を終えた私は、オーギュストさんの執務室で、オーギュストさんのお母さんの主治医の先生、シュレイグ医師を待つ事にした。
医者っていうと、オーギュストさんの雇ってたあの意志薄弱そうなあの人はどうなったんだろう。
なんだかんだですっかり忘れてたんだけど、解雇しちゃったんだろうか。
執事さんに丸投げしてたからすっかり忘れてた。
ちゃんと生活出来てると良いけど、雇い主に毒盛る手伝いしてた医者とか今後生きてくの大変だろうからなぁ。
もしヤバい事になってたら助けてあげたいよね、手の届く範囲だろうし。
よし、後で執事さんに聞いてみよう。
そんな事をつらつらと考えていると、いつの間にか出て行っていたらしい執事さんがノックと共に医師の到着を呼び掛けてくれたので、許可を出す。
執務室の扉を開けた執事さんを眺めながら思ったんだけど、なんか考えてると意識どっか行くのオーギュストさんの癖かなんかなんだろうか。
「旦那様、シュレイグ医師をお連れ致しました」
「ご苦労、下がっていい」
「は、かしこまりました」
恭しく礼をする執事さんに、鷹揚に言葉を返す。
なんかこの偉そうな口調がとても楽過ぎて楽なんだけどなんでこんなに楽なんだろう、とか凄くどうでもいい事を考えてしまった。
わたし個人がアホなので言葉が全然出て来てくれない事がとても残念です。
そんなアホっぽい事を考えながらも、執事さんが連れて来たシュレイグ医師を見たんだけど、なんかちょっとびっくりしてしまった。
一言で説明するなら、今まで見てた女の人とは違うタイプの美女、だろうか。
垂れ目でボンキュッボンな、正しくお色気お姉さん。
フェロモンみたいなものがムンムン出てそうな、マリリン・モンローが髪の毛を長くしてポニーテールにしたような、そんな美女。
口元のホクロの色気がヤバいやつ。
王家の影であるあの変態は、どちらかと言えばフェロモンより怪しさの方が強くて、色気よりもなんか別のヤバさがあったけど、この人は単純に色気特化の美女である。
医者だから白衣とか着てるのかと思いきや、めちゃくちゃ際どい装備で、なんていうか目のやり場に困る服なんだけど、説明出来るかなこれ。
鼠色したハイネックなのにヘソと下乳が出てる。
なんか、長袖なのにそんなに露出してると、ハイネックのシャツを変な位置でぶった切ってしまったのかと思えてしまう異様な服だ。
疑問があるとすれば、なんで乳零れてないん? だろうか。
なお、下は黒のホットパンツに、何故か網タイツと同色のニーハイ編み上げブーツである。
太腿がムチムチで、男が見たら興奮して診察どころじゃないんじゃないかなコレ。
なんかこれの呼び名があった気がするんだけど何だっけ。
ぜ、ぜ……前提条件、いやこれは絶対違う。
あ、絶対は付いてた気がするぞ?
何だっけか、絶対、絶対……絶対無理しか出て来ないちくしょう。もういいや知らん。
「ほほう、珍しいな、
お色気ムンムンな外見の割に、なんとも不可思議な喋り方で、ちょっと拍子抜けしてしまった。
声音自体は色気のあるハスキーボイスなので、合ってると言えば合ってるんだけど、なんでこんな古風で中性的な喋り方なんだろうか。
そう思うけど、それを口に出す訳にもいかないので、当たり障りのない言葉を返す事にした。
「ふむ、それはすまないね、私には既に心に決めた者が居る故だとご理解頂けると嬉しい」
「知っているさ、枯木病で死んだ妻だろう?」
「……知っているのか」
予想外の返答に、動揺して声がひっくり返らなかった私を誰か褒めて欲しい。
今、喉が引き攣ったから本気でヤバかったんですけど。
いや、なんで知ってんだよって思ったけども、これはオーギュストさんの噂かもしれんね。
もしかしなくても結構広がってるのかな? 知らんけど。
「それはそうだろう、小生が診ていたのだから」
「ふむ?」
なんかもっと予想外な所から来たぞ? どゆこと?
「覚えがないと? いやはや酷い男だ、あんなにも激論を交わした仲だというのに」
わざとらしく大袈裟に落ち込んだ様子を見せながら、どこから取り出したのか分からないハンカチで、出てもいない涙を拭う彼女を正面に見ながら記憶を探すが、該当するのは一人だった。
「ジュリアの主治医は白髪の男だったが?」
激論を交わした記憶は確かにあるが、確実に目の前の美女では無いと断言出来る程には、全く外見にも口調にも類似点が見えない。
だがしかし、目の前の美女は全く気にした様子もなく、うっそりと笑う。
「それが小生だよ」
「……どういう事だね?」
何にも分からないんですけど?
冷静に分析を始める脳が、置いてけぼりの心を放置して様々な可能性を模索する。
淡々と進むそれを頭の片隅で眺めながら、目の前の美女を見詰めていると、当の本人が更なる爆弾発言を投下した。
「実を言うと、
いや待って本当にどういう事なの?
なんなの? 何が言いたいの?
「……家庭教師は複数人居た」
礼儀作法から剣術に魔法まで、バラバラの人が見ていてくれていた記憶しかないんですけど?
しかもどの人ともカブってないよ? 1mmも誰にも似てないよ?
「いいや? 小生一人だよ」
「…………ふむ」
だんだんかんがえるのがめんどくさくなってきたんですけど。
頭のおかしい人って事でスルーしていいかな? いいよね?
「小生は先代公爵と知己でね、家庭教師として住み込みで卿の全ての教育を見ていたよ、覚えがないかね? これならどうだ?」
にこにこと笑ってそう告げた美女の姿が、ぐんにゃりと歪む。
オーギュストさんの凄すぎるスペックから分かる範囲で、説明すると。
それは幻覚でも魔法でもなく、
不定形で、様々な色をした人型の何かは、次々に、オーギュストさんにとって見覚えのある人々へと姿を変えていく。
ジュリアさんを診ていた白髪の医者、剣術指南の頬に傷のある男、礼儀作法の女史、魔法の老師。
一通りに変化を終えた人型の何かは、あの美女の姿へと戻った。
「なるほど、そうかね」
「驚かないのかい?」
「驚いてはいるさ、だがしかし、把握したよ」
原理は全く分からないし、むしろ訳が分からないけども、何者かは把握した。
こんな事が出来るのは、世界でもきっとこの人達だけだ。
「先生、あなたは賢人なのだな」
「そうとも! 卿が賢人となってからは、いつ会えるのかと楽しみにしていたよ!」
あっはっは! と勢い良く笑いながら、彼女か彼かも分からないその人は両手を広げた。
「ようやく会えたな、我が弟子にして新たな仲間、オーギュスト・ヴェルシュタイン!
小生は卿の母の主治医シュレイグであり、卿の最愛の妻ジュリアの主治医であり、家庭教師その他諸々でもある、名をアビス! 宜しく頼むよ!」
…………うん、一個良いかな。
濃いわー……。
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みなさま良いお年を!
来年もよろしくお願い致します( ´ ▽ ` )
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