命をおう

@Ren822

第1話 選択肢

目が覚めると、私は見知らぬ分岐点に立っていた。

おそらく通ってきたであろう道は存在せず、目の前に2つの分かれ道がまるで私を招くように真っ直ぐに伸びていた。分かれ道の真ん中には「引き返すこと能わず」と看板に書かれていて、だから歩いてきたであろう道がないのか、と納得してしまった。


右へと顔を向ける。

すると、まるで腕を引っ張られているように足が前へ自然に進もうと動きそうになるのをグッと耐える。まだ決めていない。

そして、左へと顔を向ける。

右とは比べ物にならないくらい足が重い。まるで何かが括り付けられているようだ。それなのに、何故か心惹かれてしまう。


私は、どちらへと進むべきなのだろう?


右▶2話へ

左▶右の道ストーリーが書き上がったら


※どちらを選んでも支障はありません。

どちらかを読んだ後、もう片方を読んでも構いません。


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