死にたくても
@YUKALI
第1話
また、はじまる。
いつも通りの時間に目覚め、かわいい制服を着て、顔を洗いに行く。顔を洗ったあとの一息。
「今日も___、頑張るしかないな。」
忙しなく動き続ける私の家族に朝の挨拶をする。何年も変わらないこの習慣。
電車に乗り、目的地へ近づくにつれ頭のなかが曇りはじめる。
ガラッ___。
「おはよう。」
ドアの近くにいる誰かに小さく声をかける。誰とも目を合わさず自分の席へ行く。
昔はこうではなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます