9/24 疲労感
9月24日。今日も午前中は無為。泥のような疲労に覆われている。
不貞腐れるような気分で眠っていた。母や祖母に呼ばれる声も無視しながら、ひたすらに寝入っていた。昼時、母親に揺り起こされている時、なぜだか涙がでていた。
午後。母親の買い物につき合い、帰りに海を見に行く。潮が満ちていて、海が近かった。
少し本の整理をして、夕方。夕飯にきびなごの刺身が出た。九州醤油と橙酢で食べるのがこちら流らしい。
母たち一家は花火を見に行った。私は疲れていて行く気がしないので、留守番。
頭が痛い。
今は少し眠気がマシになったけれど、夕方までの疲労感と眠気はひどかった。昨日も一日中(たぶん20時間くらい)寝ていたくせに、今日もずっと眠かった。生産的なことどころか、日常生活すらままならない。食べて、寝ているだけ。これでは動物と変わらない。
チビたちの相手もどこかぞんざいになる。
島に来る前のような、パニックに近い不安感はないのだけれど、心の奥底にはやっぱり焦燥感があって、ぼんやりとした抑鬱にラッピングされている。
何もできない。
何もできないことが許されている。わがままな感覚だとわかってはいるけれど、それだけに居たたまれないし、落ち着かない。
本当にここに来てよかったんだろうか。
得体のしれない孤独感にさいなまれながら、今更、そんなことを考える。
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