平行世界のメカ娘たちが集う街
MrR
御門 エリカ
Side 星之 ツナギ
ボブカットの茶髪の大人びた女性。
近寄りがたい雰囲気で堅く冷たい印象を持つ。
ロボット兵器のパイロットで侵略者と戦っているらしいが色々あって左遷させられて暇を持て余していたらこの世界――ボクの家に迷い込んだらしい。
母親と話し込んで意気投合して――後に語るジェーン・フェザーライトもそんな感じで自宅に通うようになった。
本人曰く「この世界には利用価値がありそうだ。人類とエイリアンとの戦いで逆転出来る秘策がありそうだ」との事だ。
ボクは最初、(ドライな人だな~)とか思っていたんだが・・・・・・
いや、パソコンとかスマフォとか近代兵器図鑑とか色々と持ち帰ったりするのは分かるんだけどね。
「そのガン○ラは?」
「アサルトフレームの参考資料に」
ある時は――
「アニメ観るんですか?」
「戦術などの参考だ」
またある時は――
「映画ですか?」
「まあな。何かの参考に――」
またまたある時は――
「これ日常物ですよ」
「・・・・・・何かの参考になるかもしれん」
と言う風にすっかりオタクでモデラーになってしまった。
特にガンプ○ばかり作ってる。
ヤスリ、塗装、合わせ目消し、パテ埋め、スタイル調整、スジ堀りなど、もうカタギではない。
「それもう趣味ですよね?」
「大丈夫だ。アサルトフレームの開発には役立っている」
本当なんだろうか?
人類の存亡そっちのけでなんかこの世界で趣味に走ってるようにしか見えないのだが・・・・・・
「大丈夫だ。ちゃんと軍務は果たしている」
・・・・・・本当かなぁ。
この前プリ○ュアの映画観てマジ泣きしてたし。
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