第7話 そこで怒鳴っているのは誰
右手でデッキブラシを持ち上げようとする。
それでもなかなか持ち上がらず、必死に力を込める。
何かがものすごい力で、私が持ち上げようとするデッキブラシを地面に向かって押している。
それがなんだろうと思ったら自分の左手だった。
それでも無理矢理持ち上げようとしたが、デッキブラシが私の右手をすり抜け地面に落ちそうになる。
慌ててつかもうとすると、デッキブラシがぐるぐる回り始めた。
まるでプロペラのようにものすごい勢いで回る。
気がつけば何人かの人が見ていて、拍手と歓声がこだまする。
その時、
「お前は何をやってるんだ。仕事中だよ!」
どこかから声が聞こえてきて目が覚めた。
それが気になって、予定の時間に遅れた。
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