脱日常を考える日々

鴨坂科楽

第1話 彼方から来た侵略者

卵を半分に切ったような形をした、巨大な物体が私の大学キャンパス上空を飛んでいる。

校舎に炎を放ち、コンクリートで出来ていることが嘘のように燃え上がった。

きっと宇宙からの侵略者だ。


着陸して中から人が降りて、こっちへ来た。

私とその仲間は、とっさに奴らを次々に投げ飛ばした。


奴らはマシンに逃げ込み、急発進させた。

そのはずみで、大学創設者の像に激突。

創設者を道連れにして去っていく。


焼かれた校舎を建て直すため工事が始まった。

掘り返してみるとそこは200万年前の地層で、卵のような形の巨大な物体が見つかった。

1ヶ所が極端にへこんでいて、そこに創設者の顔がくっきりと刻み込まれていた。

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