第三部 1話 ギャルはカノジョ
「二回目なのに、なんか……緊張するな」
大通りの幹線道路から、ショッピングモールへ。この道を走るのは二回目。
一回目は、皆と仲良くなる為に、四人で買い物をした時。
その時は、まだ皆の事も全然知らなくて、僕も自分の事はあんまり話せてなくて。
それから月日が経って、段々仲良くなって、そして、今の僕にはーーー。
「…うん。ココの駐輪場が一番良いよな」
前とは別の、使い勝手の良い駐輪場に停めたら、ヘルメット脱いで、しっかり汗を拭っとく。
今日はちゃんとタオル持ってきたから大丈夫。
後はサイドミラーで髪型直しといて。
「……まだ、来てないかな「よっ」わっ!?……裕美子さん…」
「バイク降りた途端に気が抜けてるぞ。壱正」
「あははは……そんなもんです…!」
「何?」
「あ、いや、今日の裕美子さんの服、とっても可愛いですね」
「っ…そっか。ありがと…」
後ろから、脇腹突かれて振り返ってみれば、デニム生地のワンピース風の服を着た裕美子さん。
だけどトップスとスカートはセパレート型で、おへそがちょっと見えるタイプの、大人っぽくて可愛いスタイルだった。
肩の見える、日焼けした褐色肌によく似合う、カッコよさもあって、勿論、大きなおっぱいもしっかり存在感があって。
「あ、暑いから入ろ。ん」
「あ、僕、さっきの今で手汗凄いかも」
「いーよ。いーの」
「…はい」
最初は、優しく。
だけど直ぐに、しっかりと手を繋いだ僕と裕美子さん。
ーーー今の僕には、沢山の出来事を経て、恋人になった、黒井裕美子さんがいるんだ。
「待たせちゃいました?」
「ううん。アタシも丁度来たトコ」
裕美子さんと手を繋ぎながら、ショッピングモールの中を歩く。
僕がこういう事をするようになるとは、自分でも思ってなかった。
一つ、気付いたのが、自分が女の子と手を繋いで歩いていると、他のカップルに目が行かなくなる。
カップルの人達が自分達の世界に没入しちゃうのって、こういう事なのかな?
「ホントですか?」
「っ……30分前に来てた」
「やっぱり、もっと早く来れば良かったですね」
「大丈夫だよ。店の中で待ってたから」
「あ、いやそうじゃなくて…」
「?」
裕美子さんは、とぼけているというよりは、良く分かってない顔をしてるから、彼氏……としての、心配事を一つ、言っておこう。
「今日の裕美子さん凄く綺麗なので、ナンパの心配とかがあるんですよ」
「っ!……んな、そんなんしょーもない男突っぱねるし」
「でもそういう輩の相手も面倒ですから、今度は僕も、30分前に来ますね」
「わかったよ。着いたら連絡する」
「はい!」
ちょっと顔を赤らめて、頷いてくれた裕美子さん。
握ってる手が、どんどん熱くなってる気がするし、ほっぺが赤くなってる様な。
この可愛い照れた顔は僕だけに見せて欲しいななんて、柄にもない事思ってしまった。
「ていうか、最初の…デート、が、僕の夏服の買い物で良いんですか?」
「うん。壱正、ウチにバイト来てる時も制服にバイクのジャンパー引っ掛けて来てるの、出掛ける夏服あんま無いからっしょ?」
「うっ!」
「タツさんも『バイク乗りはバイク乗る服しか着なくなってくからなぁ〜』なんて言ってる位だし」
「あははは……」
裕美子さん自身、おじいちゃんと話す回数は、まだまだ僕より多いだろうから、今のちょっとしたモノマネも、妙に似てて面白い。
「夏休み始まったばっかだし……色々出掛けたいじゃん」
「そうですね。裕美子さんの隣で似合う服買います」
「アタシはイイけど壱正に似合うのね。真白と姫奈からも色々聞いたから、今日は任せな」
「わかりました!」
それから一件一件、メンズのアパレルショップで見繕ってもらう僕。
自分でも選んでみるけど、ことごとく裕美子さんが選んでくれる服の方が、自身でも分かるくらいに似合う気がした。
「お客様、コチラなんていかがでしょうか?」
「えっと…」
「この夏の最新モデルですよ。機能性も高くて、ワンポイントの柄を効果的に配置してあって、アクセントにも充分なアセンブリーとなっていますからーーー」
「あの…」
不味い。裕美子さんが少し離れた所で選んでる隙に、お店の人に思いっきり捕まってしまった。
多分それっぽい事を言って、僕に買わせようとしてるんだよね、店員さん……。
「お客様にもこのカラーはピッタリだと思いますし、他にも組み合わせを変えてこういうーーー」
「あ、あの!」
「はい?」
「今日は、か、彼女に決めて貰った服を買うデートなので、ありがたいんですけど、大丈夫です!」
「あっそうでしたかすいませ「声がデケェって!」?」
声量のボリューム調整に失敗した僕の下に、ススッとやって来た裕美子さんに、肘で突かれる。
だけど勧められた服を見るや否や。
「あー……フツーに壱正似合いそうかも。試着してみなよ」
「あっ、そうなんですね。着てみます!」
「うん」
「どうぞごゆっくり〜」
どうやら店員さんの言ってる事はただのサービストークという訳でも無かったみたいだ。
ちょっと悪い事をしてしまった…。
「どうですか?」
「うん。良いと思う」
「肩周りも良い感じです」
「そうやって確かめるんだな。ふふっ」
「あはは。すいません癖で」
ハンドル掴むポーズを取っちゃう僕。
どっちみちウチからお出掛けとなったら着るものだから、大事だけど、呆れずに笑ってくれる裕美子さんがありがたい。
買ったのはシンプルなホワイトのシャツだけど、襟の所が黒くなってて、ワンポイントに赤が散りばめられてて、お洒落なんだろうなってのが、良くわかる服だった。
「ありがとうございました〜」
店員さんにも、お礼を言っておいて。
「さっきは大声ですいません」
「まぁでも、ちゃんとアタシが選んだ方優先してくれたのは、嬉しかった」
「へへへ…」
「ていうか、デート中そんな謝んなくていいから」
「でも「お互い初めてだし、よくわかんない同士だし、ダメで元々っしょ?」裕美子さん……」
「だから、二人ん時は、そんなに謝んない」
みぞおちの所を、指でツンっと押してくれた裕美子さん。
「……わかりました。そうします。裕美子さんはやっぱり素敵です」
「!褒め……るのは、元々の壱正か」
ちょっとほっぺを赤くして、照れる裕美子さん。
やっぱり可愛いなぁ。
僕は裕美子さんの照れた顔が、好きみたいだ。
直接言うと引かれそうだから、今は心に閉まっとくけどね。
「いいや、ゴハン食べよ?」
「ハイ!いつものバイキ……ングでは、無いトコにします?」
「……そだな。でもアタシも今浮かんだのあそこだった。ウケるよな」
「まぁ今日は沢山食べるお二人いないですしね」
「ん。じゃあ他行こ」
そう言って、違う方向に脚を向ける僕達。
だけど多分本当は、ココから近いいつものお店に行くより、他の店を色々見て決める時間、長く手を繋いでられるから、そうしたんだって、お互いに思ってる気がした。
「って、結局フードコートになっちゃいましたね」
「しゃーない。昼時何処も大混みだし。しかも今夏休みだしなー」
レストラン街は何処も店の外に行列出来てて諦めてココに。
それでも大体並んでたりで、回り回って王道のハンバーガーに落ち着いた僕達だった。
僕がテリヤキバーガーのセットで、裕美子さんがチーズエッグバーガーのセット。
あと単品でチキンナゲット8ピース。ドリンクは僕がメロンソーダで、裕美子さんがチョコシェイクだ。
「そういえば裕美子さんとハンバーガーって初めてです」
「あー…そだな。学生なら王道なのにな。なんか順序面白いな」
「確かに……ていうか僕、家族以外の人ともハンバーガーって初めてです」
「そっか。じゃあ壱正の初めての相手はアタシなワケか」
「はい。僕の初めては裕美子さんです!」
「っ……ま、そりゃアタシも……初…ては、いちま……良いけ…」
アレ、裕美子さん急に顔が真っ赤で言葉が詰まってる気が。
何か変な事………!あ、そ、そっか。
意味合い的に、ちょっと変な方向に行っちゃうのか……ワードチョイスが不覚だったね…。
「あ、順序っていうと、そもそも僕、彼女の手料理を付き合う前から沢山食べさせてもらってるのも、こうやって裕美子さんと付き合ってから振り返ると、なんか面白いですね」
「確かに……普通は付き合ってから、だよね」
「!いや変な意味で言ってるんじゃなくて!寧ろ、好きな人のご飯、彼氏でも無い時に沢山食べられたの、すっごく幸せだなって思ったから……」
「ぶっちゃけ、壱正的には重く無かった?」
「っ…」
今になって、裕美子さんがそれを聞いたのは、ちょっと驚きでありつつも、気になる事なんだろうなって思った。
だから、ハッキリ言っとこう。
「全くです。気になってた女の子から手作りお弁当もらって、しかもそれがめちゃくちゃ美味しいだなんて、幸せ以外の何ものでも無いですよ」
「〜〜っ……じゃあ、良かった。正直さ、よくわかんなかったから、お礼の仕方。そしたらおばあちゃんが、『男心は胃袋からよ〜』なんて昭和なコト言うから、真に受けちゃってだったんだけど……良かった。なんか漸くスッキリした」
「僕こそ、裕美子さんの好意にずっと甘えてしまって」
「それは良いよ。アタシが好きで…壱正が好きでやってたんだもん」
「それでも、ありがとうございます」
そもそも僕は、今までお弁当っていうモノに、余り慣れ親しんで来なかったから、新鮮に見えたのもあると思う。
だけど初めて食べたとき、すっごく美味しかったのを、今でも鮮明に覚えているんだ。
「じゃあもう、順序は変じゃ無いってコトにしよ?」
「ですね!あははは……」
「ふふっ」
そうして、ハンバーガーを食べながら、会話を弾ませていった僕達。
ぶっちゃけ、あんまり味は覚えて無くて、それは勿論、裕美子さんの料理の方が美味しいからなんだろうけど。
だけどハンバーガーを食べながら、好きな人と談笑するっていうのが、なんだか凄く楽しいっていうのを知れたのは、とても幸せな体験だった。
「裕美子さんの行きたいお店行きましょうよ」
「あー……つっても調理器具屋は今んとこ用ないし………あ」
「?…あ」
食べ終わってお腹を落ち着かせて、またぶらぶら歩き出す僕達。
裕美子さんがおもむろに立ち止まった所を見ると、そこには沢山のマネキンと、色とりどりの…。
「水着……か」
「見ます…か?」
「えっと…」
「プールとか海とか……行ってみたい気も、しなくもないかも、です」
「どっちなん壱正。ギャル語なってんし」
「行ってみたい、です。夏ですし」
本音がダダ漏れっていうか、ありきたりかもしれないけど、経験した事無いから憧れみたいなのはあって。
それに、裕美子さんの水着姿を見てみたいって、率直に思ってしまった。
「じゃあ……ちょっと。水着無いし今」
「そうなんですね。真白さんと姫奈さん持ってるから意外でした」
「うん……?何で壱正真白と姫奈が水着あんの知ってんし?」
「!!!」
墓穴を掘った!
じゃなくて、ココはかくかくしかじか、懇切丁寧に説明しないと、この後わだかまりが残っちゃう!
「………ていう訳です」
「あーアイツら、あの真白の『ガッコーでビーチパラソル建てよーぜ!』ってラインそれか!」
「すみません不可抗力で…」
「良いよ。アタシ休んだのも失敗だった………ヨシ!水着選ぶわ!壱正見て!」
「あ!はぁい!」
勢いで返事をしちゃったけど、よく考えたら、普通の服じゃなくて、水着って事は…。
「っ…綺麗、です」
「どう綺麗なん…?」
「あの、可愛い、です」
「…どう可愛いん?」
「その…」
当たり前だけど試着室をオープンには出来ないから、裕美子さんが着替え終わった所で、中に入って見る。
だけどその、案の定狭くて、目の前に、スタイル良く、日焼けした肌が艶めかしくて、水着から露出してて、何より極めつけのとってもおっきなおっぱいと、密着しそうになってる、僕と裕美子さんだった。
「フリルがヒラヒラしてて可愛いです」
「ふーん……あ、バストラインに沿って絞ってあるんだココ」
「そ、そうですね…」
最初に見せてくれたのは、トップスにフリルが付いてる黒い水着で、まだ比較的露出してる面積が少ないやつ。
だけどおっぱいの形に沿ってフリルがあしらってあるから、輪郭は結構クッキリしてるヤツだし、何より。
「(下着の日焼け跡が、目に入っちゃうなぁ)」
いつも見える、裕美子さんのおっぱいと谷間。そこからチラッと見える下着の跡が白くなってて、よくわかってしまった。
「うーん……じゃ、次ね」
「ハイ」
そのあとも、王道?のビキニとか、キャミソールタイプの一番露出が少ないのとか、色々見せてくれたんだけど、やっぱり綺麗で大きなおっぱいの迫力が凄くて、まともに直視出来なかった僕だった。
「なぁ壱正はどれがいいん?」
「えっ!」
「選んでも良いよ。壱正が着て欲しいの着てみるし」
「裕美子さんは何でも似合…(いや、こういう事言ってると女の子に愛想尽かされちゃうから…)…っとその…」
どれ…どれも結構派手目で、なんだかセクシーな水着が多い店なんだなココ。ギャルの人達向けなのかな。
だとしても、おっぱいの谷間を見せ過ぎるのじゃないのが、良いかな…?
「(あ、コレは胸元に布が掛かってる…)この白いビキニなんか、どうですかね?」
「えっコレ?」
「ダメですか?」
「壱正がコレが良いなら、イイケド…」
何でか恥ずかしげな裕美子さん。
逆に布が被さるタイプの方が恥ずかしいのかな?
なんて、僕の間抜けな想像とは裏腹に。
「っ………」
「壱正って、下乳好きなん?」
「あの、その」
首元に厚めの布を結ぶタイプの白いビキニ。
下はパレオが付いてて大人っぽさもあるんだけど……トップスは、おっぱいを、上半分しか、覆ってなかった。
白と褐色の肌のグラデーションが、あんまりにもエッチ過ぎて、言葉がないっていうか、出ない…。
「でも壱正が良いならコレにするわ。買って来るね」
「………あぁ!」
会計行っちゃった裕美子さん…。
現地では、なるべくTシャツ着ててもらおうかな…。
でも、裕美子さんが気に入ってくれたのなら、そのまま着て貰いたいし…彼女に対する心配と欲求って、両方持ち続けるモノなんだね。
コレも、知れて良かった。
「あー楽しかった!」
「僕もです。裕美子さんと二人きりでデート出来て、幸せでした」
「何で過去形だし。コレからも沢山行くっしょ?」
「はい…行きたいです」
駐輪場までついてきてくれた裕美子さん。
空も大分白んで来て、夕日も落ちかけてる。
少しだけ昼の暑さが和らいで、吹く風が心地良かった。
「そいえばさ」
「?」
「コレの、ココには、乗せてくれたり…
すんの?」
「あっ…」
ちょっと控えめに、僕のバイクの後部座席、タンデムシートを指す裕美子さん。
そう…だよね。付き合ってるなら、彼女をココに乗せたりもしても、良いんだよね。
「裕美子さん、乗ってくれますか?」
「うん。乗ってみたい」
「怖くないですか?」
「うーん最初ビックリはすっかもだけど…大丈夫。壱正の運転だもん。めっちゃ安心」
ニコって笑って、答えてくれた裕美子さん。
それが、僕にはとても嬉しくて。
大好きな女の子に、信頼されているって、とても気持ちが引き締まるし、誇らしげに思えたから。
「ありがとうございます。じゃあ8ヶ月くらい、しっかり練習しますね!」
「?8ヶ月?」
「あ、バイクのタンデムって免許取ってから一年間禁止なんですよ」
「!何だそーなのか。わかった。じゃあ8ヶ月、ずっと待ってっからね。壱正」
「っ…ハイ!」
来年の春までも、ずっと裕美子さんとお付き合いできてる、約束になった気がした。
コレから、沢山二人での思い出を作る、大事な約束に。
「あ、でも運転しなきゃ乗っていいんだろ?」
「そうですね…試してみます?誰もいないですし」
「うん…予行れんしゅー」
「じゃあ…どうぞ」
サイドスタンド払って、初めて使うタンデムステップを展開して、先ず僕が跨って。
その後、裕美子さんにタンデムステップに脚をかけてもらって、一気に、タンデムシートに座ってもらった。
「…こんな感じか」
「125だから少し窮屈かもですね」
「んー…でも」
「!」
背中に、とってもすっごく柔らかくて、大きな感触。
コレが、都市伝説的に聴いてた、女の子とのタンデムでの、背中のおっぱい…!
「壱正とくっついてられるから、良いよ」
「僕も…です」
「スケベ」
「!」
「バレバレ」
やっぱりバレてた…。
でも今の感触的には。
「裕美子さんも、ワザとですね?」
「へへっバレたか」
「流石に強く押されてる感じがしたから「いちまさ」?どうしまし………!!!」
急に、落ち着いた声で後ろから名前を呼ばれて、振り返る僕。
その、口に、柔らかい感触。
目の前に、綺麗な銀髪と、褐色の肌。
メイクはしてあるけど、長い睫毛に、澄んだ瞳。
甘くて柔らかい匂いが鼻腔をくすぐって、直ぐに、大好きな女の子の匂いだってわかる。
何より、同じ場所で触れ合ってる部分が、すごく暖かくて。
「っ……」
「………んっ」
時間だと、十秒くらいだったと思うけど、永遠にも思えた、幸福な時間だった。
「……ようやく出来た」
「…ですね。ありがとうございます…裕美子さんから」
「未遂の時は、壱正待ちだったから、なんか、もう我慢出来なくてさ」
「分かりました。裕美子さん…」
「んっ……」
今度は、僕から。
やっぱり、甘くて、柔らかて、優しい香りがした。
大好きな人との初めてのキスは、バイクの上なんて、彼女は後から振り返ってどう思うのかななんて浮かぶけど、今はただ、地面から足を離した、二人だけの世界に、ずっと居たかった。
「いちまさ、色んなとこ行こうね。アタシお弁当作るから」
「ありがとうです。良い景色と、裕美子さんの美味しいお弁当、すっごく美味しいだろうなぁ」
つづく
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