台風14号・2022 計画運休

与方藤士朗

第1話 この、クサレ外道がぁ・・・!!

 この、クサレ外道がぁ・・・!!


 相手が人間様なら、まあ、それなりの反応もありましょう。

  注:そういう言動につきましては、自己責任でお願いいたします。


 でも、今回の相手は、「自然」であります。

 大型で強い勢力を持つ台風14号。

 名前はあるらしいけど、クサレ外道で沢山や。

  注:これは作者の独自見解であり、気象庁等関係各位の見解ではありません。


 このクサレ外道、南のほうで、自然だけあって、自然発生しよった。

 でもって、わけのわからん勢力をつけ、我がニッポンにやってきた。

 3連休で、ただでさえ人の動きが変わる時期。

 わしは、それを見越して別の場所に移動しておった。

  注:そういうのを、日本国憲法の何とかの自由というらしいね。


 9月18日の日曜の夕方。

 昼間から酒飲んでぐうたらしておって、早めに寝ておった。

 夜中、目が覚めた。

 ネットを見て、びっくり!

 翌日の帰る予定の列車、どれも、朝から運休予定。

  注:現在も運休中(午前11時30分現在)。

    他の列車も、もうそろそろ、「計画運休」に入る見込。


 あ、足止め食らったやないか!

 明日、移動でけへんやんけ!

 その結果、もう1泊、その地に留まることに。

 割引、使えんみたいや。

 ケッタクソ悪いのお、このクサレ外道が!


 繰り返すけど、これは、「自然」によるものである。

 そんなことを怒鳴り散らして、何か変わるわけも、ない。

 こんな時に限って、何かが当たるなんてことも、ない。

  注:作者は、その宿舎のチェーンの何やらのくじのことを言っているらしい。

 

 しょうがない。

 朝食のうどんを食して、あとは、ぼちぼち、宿舎で仕事。

 なぜか、今までよりはかどり出したのは、不幸中の幸い。

 でもそれ、モト(元)を取ろうというさもしい考えがベースにある?

 それでも、ええがな。

 仕事がはかどって進むのなら。

  注:元とは、宿泊費のことを言っておるらしい(作者の弁より)。


 それにしても、この地域周辺の天気は、なんじゃい。

 台風による暴風とか、それほどあるとは思えぬ。

 国鉄時代なら、走らせとったのと違う?

  注:でも、たまに、それなりの雨は降ってきた。

    でもでも、風は、まったくと言っていいほど、強くもない。

   ~ これは、作者の感想です。

    彼のいる地域のどこでも通用するものではありません。


 朝のうちは何か食べたいとも、酒飲みたいとも、思わなかった。

 正直、だるかった。

 でも、仕事しているうちに、少しは、元気も出てきた。

  注:それは、慶賀に堪えませんな。


 今日の夜には、あのクサレ外道は余所のほうに逃げよるらしい。

 点検も済めば、朝から列車も動くのではないか?

 それなら、明日朝、無事に帰れるのではなかろうか。

 そこにわし、一縷の望みをかけておりますねん。

  注:そうなると、いいですね。


 最後に、一言。

 この、どっクサレ外道がぁぁぁ!!! 

 とっとと温帯何とかになって消え失せやがれ!

  注:温帯低気圧とか何とか、言うらしい。(これは解説)

    幼稚園中退のわしには、ようわからん。(作者の弁)


 ほな、また。


(解説)

 これは、作者のボヤキと罵声を総合した(作者による、「自称」)作品です。

 よって、台風対策にも文芸の肥やしにも、はたまた、娯楽作品として楽しんでいただけるだけの保証は、まったく、どこにも、ありません。

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