詩集

生きる

君に会いたいと思いました

心のそこから会いたいと思いました

でも君はいないのです

心の中で何度君の笑った顔を

思い浮かべても 思い馳せても

君はどこにもいないのです

そこに体はあっても

どんなにきれいな顔を浮かべていても

会いたいと思っても

心のそこから会いたいと思っても

生きている君は

笑って僕のほうを見ている君は

もうどこにもいないのです

なぜですか

あなたがいない

それだけで

こんなに苦しいのは

君に会わなかったら

君とこんなに親しくならなければ

あなたのその笑顔をみなければ

こんな気持ちにはならないのでしょう

でもあなたとの思い出をなくしたくないのです

あなたと笑いあったときのことを

さよならと言えない

私は臆病者です

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